施設警備員が夜間巡回をする時、その施設の規模によって見落としが増える傾向にあります。100ヶ所近いガスの元栓や何百枚とある戸締りの窓など、慣れている警備員さんでもついうっかり見落としてしまう事はあるのです。それを防ぐ為にも夜間巡回が一晩で何回もある現場もあったりします。
規模の大きな施設の夜間巡回
施設警備員は夜間巡回というものがあります。
これは夜間の誰も居なくなった建物内を、警備員一人で火気点検や戸締りなどの確認をする業務です。
夜間巡回というものはどの現場でもほとんど同じ様な業務をしているのですが、一つ違う点と言えば
「施設の規模によって作業量が異なる」
という点です。
ひと回り30分もかからない建物もあれば、ひと回りするだけで3時間かかったりする建物もあります。
これは配属された現場によって大きな違いがありますね。
見るべき項目はほとんど同じなのに、かたや1か所の火気点検の確認で済むかと思えば、飲食店の多い施設などは100ヶ所のガスの元栓の確認が必要だったりします。
窓の殆ど無い建物の有れば、窓だらけの施設もあるのです。
施設警備員と一言で云っても、配属先の現場によっては同じ夜間巡回と言っても経験している作業量が大きく違ったりします。
ベテランでも見落とす事がある
小さな施設の夜間巡回なら余程見るべき項目を見逃す事も無いかもしれません。
1か所しかないガスの元栓を見逃すなんてよほど無いでしょうからね。
しかし、何百か所もあるガスの元栓の有る現場の夜間巡回ともなると、まれに確認するべき箇所を見逃してしまうなんて事もあったりします。
更にその日の勤務の警備員さんによっても、丁寧な仕事をする人とケアレスミスの多い警備員さんとでも精度が変わってきます。
以前の現場でも、警備員さんによって毎回見落としなく丁寧な巡回が出来る人も居れば、夜間巡回へ行く度にどこかの火気点検を見落としている警備員さんもいました。
この様に、ある警備員さんの夜間巡回の仕事ぶりが比較できるのは、その現場が夜間巡回を一晩に複数回実施していたからです。
A警備員が23時に巡回した後、次に深夜2時にB警備員が見回った時、23時の巡回時の見落としが分かる様になっているからです。
これがあるおかげで警備業としてのダブルチェックが出来仕事を見落とす事なく完了できるからです。
夜間巡回が複数回駆るのは何も警備員側のミスを見つける為のダブルチェックの為ではなく、時間ごとに異常が発生していないか、という確認でもあります。
しかし、複数回ある巡回を利用して警備員側のミスをフォローするのにも役立っているという事なのです。
チェック表の携帯や複数回の巡回
この様に現場によって夜間巡回が複数回ある事で見落としを無くす事に役立っていますが、それ以外にも夜間巡回時にチェック表を携帯していくという方法もあります。
これは以前の現場も活用していた方法ですが、各テナントの名前の入った表を作り、そこへチェック項目があり、ガスの元栓や戸締りなどを確認したらチェックを入れていくというものです。
ガスの元栓などは飲食店によっては複数あったりするので、テナントごとに元栓の数が書かれており、それに基づいて確認していくようにしていました。
規模の大きな施設だと数ある飲食店がある中、飲食店一つ一つのガスの元栓の数まで記憶するのは大変です。
誰が見ても同じ水準で確認が出来る様にするにはチェック表は良い手段だと思います。
しかし警備員によってはそのチェック表があっても横着をしてチェック表を見ずに巡回をする事でガスの元栓の元栓の数を見落としたり、見るべき窓の確認を怠って次の巡回者が見回った時に未施錠の窓を発見したりするのです。
複数回の夜間巡回の有る現場では、次の人が見るから多少見逃しても大丈夫などとは思ってはいけません。
その見落としてしまった次の巡回までの時間に火災や侵入者が発生するかもしれないという事を肝に銘じておく必要があります。


