新聞を広げてラジオを流しながら出入管理業務をするとんでもない施設警備の現場は今でも存在する

警備室で警備員が仕事中に新聞を広げて、更にその警備室内ではラジオから相撲の中継が流れている。こんな警備員もう何十年前に絶滅したかと思うでしょうが、これは私が10年前に配属になった現場です。今でこそラジオは無くなりましたが、代わりにスマホでテレビを見るようになりました。そんな施設警備の現場は今でも存在するのです。

スポンサーリンク

新聞を広げてラジオが流れる職場

警備員がいい加減な仕事をしていると、それを見かけた誰かがクライアントへクレームを入れ警備会社へ連絡がいきます。

最近では、警備員に対する風当たりも強く、何かあるとすぐ連絡がいきます。

 

多くの施設ではクレームを貰わないよう細心の中をしながら仕事をしているはずなのですが、配属された現場ではどういう訳かクレームは入っていませんでした。

そのクレームの内容とは

 

・座哨の出入管理業務で新聞を広げている

・警備室内に相撲中継のラジオが流れている

 

これにプラスして業務中に制帽を被っていないというのもありましたが、それ以上に新聞ラジオの方が衝撃的過ぎて気になりませんでした。

いくら座哨中とはいえ、机の上に新聞を広げれば受付台の構造上、来訪者の位置から丸見えです。

警備側も相手に新聞が見られている、という事は分かっているはずにも拘らず堂々としている様に驚きました。

 

そして、警備室内に災害用のラジオがあるのですが、そのラジオから相撲中継の放送が流れているのです。

ちなみに夏場の時は高校野球の中継だった気がします。

しかも、これも来訪者の位置から恐らく相撲の放送の様子は聞こえていたと思います。

これらが仕事中に、しかも来訪者にもこの様子を見られている様な仕事をしていて、よくクレームが入らなかったなと驚くばかりです。

 

恐らくこれは個人的な想像ですが、このスタイルが昔からずっと続いていたので

「これがここの現場の警備員の通常」

と思われていたのかもしれません。

これぞ昭和の警備員の仕事

当時の警備室は昔からある様な小屋の警備室で、しかもそこの現場にいる警備員さんたちは、高齢者ばかりの現場でした。

昭和の警備員が現代までずっと変わる事なく続いている、という感じですかね。

 

来訪者クライアントさえも、誰もクレームを入れないというのはある意味すごい事だと思います。

私は経験していませんが、3~40年前の警備員というのはどこでもこの様な感じで仕事をしていたのでしょうか。

 

警備業法が何度か改正されるそれよりも前では、この様な自由で身勝手な出入管理業務「普通」だったのでしょうかね。

その流れを受け継いできたこの高齢警備員さんたちも、何の疑問も感じずに仕事中に新聞を広げラジオのスイッチを入れていたのかもしれません。

そしてここ最近では携帯でテレビが見られる様にもなり、ラジオを消してガラケーでテレビを見る高齢警備員も出てきました。

 

警備員の仕事なんて気楽なものだから、新聞やテレビを見ながら出来る楽な仕事

 

なんて考えているのが、言われなくても伝わってきました。

これが警備員だと思っている

しょせん警備員だからこの程度

なんて考えている高齢の警備員さんが多い様な気がします。

まあ、若い人でも似た様な事を考えて警備業界に入ってくる人もいますがね。

 

そんな考えで警備員の仕事を始めれば、とても痛いしっぺ返しを食らう事でしょう。

警備員は社会的に地位の低い仕事

何かあればすぐに

 

「警備員のクセに」

 

という感じでクレームが入る世の中、仕事は楽でも周りからの評価はむしろマイナスからのスタートの様なものです。

比較的、新しく新設された施設などの施設警備の現場では、昔ながらの警備の仕事など通用しません。

 

ガッチリ決められた時程表で、規則も厳しく新聞なぞ広げられる雰囲気ではありません。

スマホなど見ていたら、速攻で警備会社へクレームが入って、出入り禁止になる事でしょう。

 

今までクレームが入らなかったというのが信じられませんが、そんな現場しか知らない警備員だからこれが当たり前だと思ってしまうのです。

注意もされないのですから、それがたとえ警備員であってもダメだという事が分からないのでしょう。

もうすでに過去の話ですが、彼らのこの行動を止めさせるのにはとても苦労したものです。

 

警備のしごとのトップページ

 

スポンサーリンク