方向音痴の施設警備員は細密巡回で建物内でも迷子になりいつまで経っても帰着しない

施設警備員は細密巡回の時に建物内を一人で見回ります。建物の規模が広いと順路を覚えるのも大変です。そんな時、警備員の中には方向音痴の人もおり、決められた研修期間中に順路を覚えきれず、研修終了後も時間内に見回れない隊員もいるのです。過去に何人もの方向音痴の新人さんを見てきましたが、順路を覚えるのに相当苦労してるようです。

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施設警備員が建物内で迷子

施設警備員は細密巡回という業務があります。

これは夜間に1人で建物内を決められた順路で見回るのですが、建物の規模によっては、数時間歩き回る現場もあるのです。

 

数時間歩き回るという事は、相当な距離があるのですが、決められた順路で数時間歩くには、その長い道筋を覚える必要があります。

 

以前現場に配属されてきた新人の警備員は、細密巡回の順路を研修中にしっかり覚えきれていなかった様で、研修中に1人で見回りへ行かせた時に、時間内に戻って来る事ができませんでした。

 

通常なら1時間もあれば警備室へ戻って来れる程度の巡回路を、数時間経っても戻って来なかったのです。

先輩警備員と一緒に巡回している時は「大丈夫です、もう順路を覚えました」

といっていたので、独り立ちする前に一度一人で回らせた所での出来事でした。

 

短い別の巡回業務も見回らせたのですが、他の新人さんに比べて容量が悪く、若干危なげな感じがしたのですが、その予感は的中しました。

とりあえず、研修期間中にこの警備員が方向音痴だと分かって良かったです。

方向音痴の為に順路を覚えられない

世の中には方向音痴の人がいます。

いわゆる空間認識能力の低い人の事を指すのだと思います。

 

これは別に悪い事ではないのですが、仕事によっては向き不向きがあります。

施設警備員の仕事は建物内を把握し、巡回などで決められた順路を歩いたり、お客様を希望する場所まで案内したりします。

 

災害時には安全な順路で外まで誘導する必要もあるので、厳密に云えば方向音痴の人は、警備員の仕事に向いていないのかもしれません。

人命を左右するような場面に遭遇する事があるので、自分の一人だけの問題ではないのです。

 

それでもなお警備員の仕事を続けるのであるのなら、建物内の順路を普通の人と同じ様に覚える必要があります。

研修中に迷子になる様な事があっても、それは研修中に克服して一人で見回る時には、他の人と同じ時間で見回れるようにしなければなりません。

現場研修の時に人一倍復習が必要

今まで、数人の方向音痴の警備員さんと働いてきましたが、誰一人脱落する事はありませんでした。

 

みな研修中に、人よりも時間をかけて巡回順路を覚えていました。

普通の人なら研修期間内に覚えきる事ができる順路を、待機時間などを利用してその何倍もの時間をかけて学んでいました。

 

他の人よりも時間をかけて業務を習得しようとする姿勢は、普通の警備員さんよりも間違いなく苦労しています。

普通の人が1日で拾得できるところを、自分の休み時間などを潰して3日掛けて学んでいるのです。

 

諦めて警備とは違う企業へ行ってしまえば楽なのに、それをせずに頑張っているのです。

 

人よりも巡回の順路を覚えるのが遅い

また、巡回以外の業務も人より覚えるのが遅い人もいます。

 

そんな人たちでも頑張って時間をかけて習得しようとする姿勢は認めてあげたいと思います。

 

しかし、人より覚えるのが遅いのに、方向音痴で巡回にかかる時間が遅いのに、自分の時間を犠牲にせず、普通の人たちと同じ様に待機時間を消費しそして努力しようとせず、いつまで経っても向上しない警備員がいるのも事実です。

そんな警備員は、私や周りの警備員も応援しようとは思いません

 

周りの警備員さんもその辺りはしっかり見ており

「努力しない者には手は差し伸べない」

と、どこの現場の警備員さんも同じ態度でした。

 

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