施設警備員に限らず警備員は基本的に通常時で走る事は有りません。むしろ緊急事態でもない限りは走るなと言われるほどです。警備員という仕事は安全や安心を与える職業です。そんな職種の人が制服を着た状態で現場を走っていたら、周りの人に何か重大な事でも起きたのかと誤解を与えてしまうからです。
施設警備員が建物内を走る
施設警備員が自分の勤務する建物内で走っている所を見た事がある人はそう居ないかと思います。
施設警備員を見かける時は建物内のお客様が歩いている場所を同じ様に歩いています。
これは店内巡回と言って、建物内に異常が無いかまた設備に異常が無いか見回っているのです。
その時は特に急ぐ事も無く周りに気を配りながら敢えてゆっくり歩いています。
急ぎ足で目的の場所に向かってしまっては、その途中で何か異常があっても気付かず、またお客様が呼び止めようとしても気付かないかもしれません。
その為ゆっくりと歩き声を掛けてもらってもすぐ対応できるような速度で歩いているのです。
しかし、施設警備員でも建物内を走っている時が無いわけでもないのです。
緊急時以外は走ってはいけない
施設警備員が建物内で勤務をしている時、ある特定の瞬間は走る事があるのです。
それは、緊急事態が発生した時です。
よほど火災や大きな災害、または犯罪に関係する事案が発生した時、施設警備員は建物内を全力で走ったりします。
火災や大きな災害などは年に何度もある様な事ではなく、施設によっては何十年も何事も無い現場もあるかもしれません。
更に犯罪に関係する事案ですが、犯罪に大小の区別をするのは良くありませんが、よほど人命に関わる様な事柄でもない限り走らないかもしれません。
こういった事から多くの施設警備の現場では、新人の警備員さんに
「建物内でお客様の前では絶対に走るな」
と指導される所も多いと思います。
警備員が建物内で走る事で、周りのお客様は何か重大な事でも発生したのか、と不安になる人も居るからです。
安全や安心を与える警備員が、その建物内で走る姿を見たらその安全や安心が脅かされているのかと思われてしまいます。
一人のお客様がそう感じた事で、周りに居るほかのお客様にも伝播し最終的には施設内でパニックが起こるかもしれません。
たった一人の警備員が理由も無く建物内を走っていただけでケガ人が出る様なパニックが発生しては目も当てられません。
その為、施設警備員は勤務中に建物内では不用意に走るなと指導されるのです。
警備員という存在が周りに与える影響
施設警備員は制服を着て勤務しています。
警備員の制服は「警察官の様な」見た目のデザインも多く、一般の人から見るとその見た目から何となく威圧感を受ける姿です。
別に悪い事をしていなくても、何か言われるのではないかと身構えてしまう人もおり、存在そのものが目立ちます。
その様な目立つ人が施設内を走っていて気にならない人なんていない訳がありません。
そして急いでかけていく様を見て何が起こっているのか分からなくても不安に感じてしまうものです。
警備員本人としては、無線を貰って「現場へ早くいけ!」と言われて急いでいこうと走っていただけでも、周りの人にはそんな事情は分かるはずもありません。
警備員という存在がいかに周りから注目を集めているのか、また警備員の行動ひとつで周りに与える影響が大きいのか、という事をよく理解しておかないと大問題にもなり得るので注意が必要です。


