警備員が半人前な理由

細密巡回をしていて、前の警備員が見たはずなのにもかかわらず戸締りの見逃しをしているのを見つけました。こういった見逃しを見つける度に「警備員は半人前なのだから仕方ない・・」と自分に言い聞かせています。自分も含めて警備員は半人前であるとつくづく思います。

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細密巡回での見逃しを見つけて思う事

毎回、巡回していると警備員が見るべき項目で火気や戸締りなど未処理の物を見つけます。

これは数時間前に警備員が細密巡回した後に、同じルートでまた巡回した時に見つけたものなので、警備員が見逃したのは間違いないのです。

残留者もおらず、警備員しか見回っていないのでその隊員さんが見逃した・・という事です。

自分を含めて完璧な警備員はいない、と思っているのでこういったミスがあっても

「やれやれまたか、仕方ないな・・」

という思いでいます。

ある特定の人が毎回同じミスをするのはさすがに再指導をしますが、それ以外の隊員さんで見逃しをした時は翌日に

「〇〇の場所の戸締りを見逃していましたよ、気をつけてくださいね・・」

な程度で報告しています。

本人もわざと見逃しているわけではないので、次回から見逃さずに巡回できれば問題ありません。

警備員は半人前なので、仕方がないのです。

警備員は半人前だからこそ協力する

警備員は半人前なので、みんなで協力して仕事を成し遂げる・・。

これで良いと思っています。

もともと警備業に就く人は、他所で何かしらの問題があって警備業しか残されていなかったり、会社勤めが出来なくて警備業に流れてきたり・・など新卒の若者が

「憧れの警備業に就けました!」

というかたちで警備業界に入って来た人を見た事がありません。

底辺業界の警備業に就くのですから、なにかしら理由のある人ばかり見てきました。

まあ、犯罪者は警備員に慣れないので、そういった方はさすがに周りには居ませんが基本的に完璧に仕事ができる人はいない・・要するに皆半人前である・・と思っています。

なので、半人前同士が協力すれば一人前になれる、だから協力して仕事を完成さればよい・・という認識でみんなで仕事をしています。

なので、巡回などをして確認ミスをしても、次の巡回者がそれを見つかられればよいわけです。

というよりも半人前だからミスはある、だからそれを補いつつやれれば良いのです。

今回もこうしてミスはありましたが、私の巡回時に発見し、処理できたのでまあ良しとしました。

私もミスをした時に仲間の隊員に助けられる事はあるので、私を含め皆半人前だ、という事です。

注意指導はするが厳しくしない

しかし、それで終わりではいけませんよね。

ミスをしたらそれなりに、解決策の話をしなければ同じミスを重ねるだけです。

なので、ミスがあった時は必ず本人に伝えて、次は見逃さずに確認出来るように指導します。

別に始末書を書くほどの大問題ではないので、厳しく指導するわけでもありません。

半人前なので、ミスは当たり前・・。

しかし同じ失敗はしない様「次は頑張りましょう」という意味で指導します。

厳しくしたって失敗する時はするものです。

それよりも本人が「次は見逃すものか」と自発的にやる気が出るような気持になって欲しいのです。

仕事はやらされるものではなく、自分からやるものです。

自発的な気持ちになれば、向上心も芽生えるので良い結果が出るものだと私は思います。

それでもミスはなかなか直らないのですけどね・・。

 

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