現場に必要とされる警備員の特徴

今の職場には10名を超える施設警備員がいます。警備員全員が一生懸命勤務に従事していますが、やる気は人それぞれです。その中でも仕事がやりやすいよう業務の効率化をする人も居れば、何の提案もしないでも真面目に出勤してくる人もいます。どちらの警備員が現場に必要な人なのでしょうか。

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現場環境を常に改善しようと努力

やる気の見える隊員さんは、業務改善を提案し少しでも効率よく働ける様な取り組みを常に考えています。

ある程度個人に任せている事もあるので、休み明けに出勤してくると

 

「おお、これ変わってる。前よりいいね」

 

という驚きがあります。

まあ、改善と云っても要するにいかに仕事を楽に出来るようにするか、という事なのですがね。

それでも別に仕事の手を抜くという事ではなく、こう変更すればもっと効率よくなる、という便利なやり方に変えるような感じです。

一応、契約の範囲からは逸脱もせず前もって会社や私に確認は取っているので、とんでもなくいい加減なやり方にはなっていません。

 

こういった警備員の仕事って、昔からずっと変わっていなくて、今ならこんなに便利なやり方が出来るようになっているのに、何で変えようとしないんだろう・・という様な事が多いです。

 

例えば、報告書などは昔ながらのカーボンシートを使用した書式を使っていたのですがクライアントに確認したところ別にパソコンで作ったものを印刷して提出でも問題ありませんでした。

 

何十年も前から同じやり方でパソコンが登場しても変える事無く、また提出書類の控えも必要だったらしいのですが、今ではそんな風習も無くなり控えも無しで良いとの事でした。

こういった変化は行動しない限り何も変わりません。

現場に高齢者の警備員が昔からいる所ほど「え、まだそんな古いやり方で仕事してるの」と驚く様なやり方を今でもしているのです。

 

そんな古いやり方から変化させようとしている人がいる中、何も発言せず古いやり方でも声も上げずにいる警備員さんもいるのです。

ただ居るだけの何もしない警備員

現場の仕事を改善して、より良い工夫をしている警備員さんがいる中で、何もしない警備員さんがいるのも事実です。

こういった人達は別に高齢者の警備員とは限らず、若い警備員もいるのです。

 

今の仕事のやり方より明らかにもっと良いやり方があるのに、声も上げないのです。

ただ、新しい改善をした警備員さんたちの真反対の行動でまさに

 

何もしない

 

のです。

改善の声を上げるどころか、今までの古い面倒なやり方でも面倒だ、という声は上げるのですが、自分からは何もしようとはしません。

傍から見ると「自分たちも何か行動しろよ」という声が聞こえて来るくらいです。

 

古いやり方も文句は言いながらやるのですが、新しいやり方を提案しようとはしません。

まあ、学生の頃でもどこの会社でもそういった人は居ますよね。

 

文句は言うが代案は言わない

 

だからと云って警備業界の中ではそんな人を排除しようとはしません。

新しい改善を提案する警備員さんは、そこの現場に無くてはならないに人になっていきますが、何も言わない人もそれなりに必要な人であるのです。

実はどちらも必要な警備員

警備隊の中で、全員が新しい提案をして改善をする事は不可能です。

どんなに素晴らしい提案でも、現場にいる警備員全員がそんなことを言い出したら、仕事が回りません。

 

現場に改善提案を出せる人は半分以下で十分です。

その少数の人が全体がうまく仕事が出来るような提案が出来れば、後の人たちはそれに従えば良いのです。

 

黙っていても何の問題もありません。

新しい提案が出た時に一度始めてみてそれを評価してくれれば良いのです。

何か都合の悪い点があればそれを指摘していただき、さらに変更して完成形に持っていければ良いのです。

 

しかも警備業界は人手不足です。

提案をしないからと言ってそれだけで要らない警備員にはなりません。

ちゃんと仕事が出来れば、何の提案をしなくても大丈夫です。

 

どこの現場にも必ず「楽をしようとする為に何らかの改善を生む」ものです。

今の現場でも3.4名ほどの警備員さんが日々、自分の仕事を少しでも楽にしようと改善をしています。

これは別に悪い事ではありません。

 

楽をする事が悪いのではなく、現代に合っていない旧態依然な業務形態を改善しているのです。

 

警備業界は高齢者が大勢いる業界です。

 

新しいものに変える事が出来ない人たちが大勢を占めています。

もし、若い警備員の人数が多い現場であるのならば、少しでも仕事が楽になる様に改善してく事を強くお勧めします。

 

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