エスカレーターでの巻き込みによる事故の多くは衣類が多いが死亡事故まで行く事は滅多に無い

最近、ある地域でお客様が利用するエスカレーターの巻き込みによる事案で、死亡事故にまで発展する悲しい出来事がありました。施設警備員としてはエスカレーターの管理に携わる事もある中で、死亡事故になってしまうというのはとても他人事とは思えない状況です。

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エスカレーターの事故は誰にでもあり得る

最近、テレビでエスカレーターの巻き込身による死亡事故があった、というニュースを見ました。

施設警備員は現場にもよりますが、勤務先の施設にエスカレーターがある所もあると思います。

 

その様な現場では、多くの場合施設警備員がエスカレーターの起動と停止の業務を任されている事と思います。

その時に、指導してくれた先輩警備員から操作方法を学んでいると思いますが、多くは起動と停止のやり方のみです。

 

それ以外の機械に関する事は専門外なので、施設警備員はエスカレーターの事は詳しくないのが実状です。

そんなエスカレーターですが、毎日多くのお客様がエスカレーターを使用していると思います。

 

特に駅などの場合は、1日何万人もの人が行き来する中での、エスカレーターの利用になるので、それはもう様々な人が利用している事でしょう。

巻き込まれやすい格好とは

エスカレーターを利用する人が多くなればなるほど、利用する人も様々な人がいます。

服装一つとっても、色々な恰好をしている人がおり、そして年齢に関してお子様からお年寄りまで幅広い方が利用されている事でしょう。

 

多くの人が利用するので、服装の統一や、年齢の制限などかけられるはずも無く、誰であっても安全に利用できるようになっていると思います。

しかし、エスカレーターは動いている機械でもあるので、人が利用する時には気を付けなければならない事も多くあります。

 

・エスカレーターに乗っている時は飛び跳ねたりしてはいけない

・黄色の栓を踏まない様にする

・ステップや手すり部分に巻き込まれない様に気を付ける

 

など、エスカレーターの乗り場付近でもアナウンスしている所もあるでしょう。

そんな中、発生した巻き込み事故ですが、衣類が巻き込まれていたのは間違いないのですが、なぜ巻き込まれたのかまでは分かっていない様でした。

 

少なくとも、手すり下部に巻き込まれてしまう程の衣類にだぶつきがあると、本人が意識していないうちに巻き込まれてしまう事もあります。

実際、私が過去に勤務していた大型商業施設でも、床まで引きずるような長いスカートを身に付けていた女性客が、エスカレータのステップに生地が巻き込まれる、という事案が発生した事もあります。

 

この様に、身に付ける服装の生地の面積が大きくなるほど、エスカレーターに乗る際は注意が必要です。

動いている機械に乗るという危機感

エスカレーターやエレベーターなど、今や施設には無くてなならない物になっています。

高層階を階段だけでは行き来出来なかったリ、快適に施設を利用してもらう手段の一つとしてこれらの設備は設置されています。

しかし

 

エスカレーターもエレベーターも機械です

 

人が持っている様な意識は無く、ただ機械的に動いているだけなので、利用している人に何かあっても空気を読んでみずから停止する事は出来ません。

危機回避の為のセンサーなどは付いていますが、あらゆるアクシデントに対応できるわけでも無く、今回の事故の様な結果になってしまう場合も十分あるのです。

 

利用する側の人間が、機械なので正しく利用しないと事故になる、もしくは正しく利用していても不測の事態は発生し得る、と理解しておく事が必要です。

 

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