この現場には同い年の年配警備員がいます。この現場に配属された日は別ですが、お互い資格も何も持っていません。10年以上いる隊員と数年の隊員です。一見年も同じなので、業務レベルもさほど変わらないように感じますが実はクライアントのごく一部の従業員の中でこっそり噂になるほどの事があります。
入社した時期やこの現場の配属期間が違うので、単純に業務レベルに差があるのはなんとなく分かりますが、実態はかなりの差があるといっていいでしょう。
10年以上いる隊員の方はよく話に上がる年配警備員です。
まあ色々と面倒なことはありますが、現場の流れに関しては話は通じる方です。
しかし、もう片方の年配警備員は一部のクライアントの方から「あの人大丈夫？」と言われるほどの隊員さんです。
悪い方ではないのですが、あれではだれが見ても仕事をしているようには見えませんね。
彼はこの現場ではたまに来ていただく程度なので、クライアントの目にはそれほど止まることは無いと思っていました。
しかし、見ている方は見ていて彼の仕事の出来なさぶりを目撃してしまったようです。
お客様を誘導するための業務をしている時に、ただ突っ立っているだけでそこに警備員がいるという形ではあまり役に立っていないとの事でした。
完全にダメなわけでもない様で公にクレームになるかならないかのギリギリな所のようです。
それが一部の従業員の方の噂どまりな所であるようです。
本当にダメなら事務所にまで話がいって、彼はもうこの現場にはいられなくなっていると思います。
今回やや目立つダメな噂が出ましたので、もしかしたらとうとう首の皮が切れてしまうかもしれません。
ウチの隊の警備員目線で見ても「あれではダメでしょうね」という声も出ているので、一般の方から見たら制服を着ている警備員はさぞ目立つことでしょう。
年が同じですとか、年配であるという事は条件が同じだけに比較されやすいと思います。
以前は私と同じ年の警備員がいましたが、その時は幸い相手の方がとんでもない警備員だったので私の方はまともな見られ方をされていましたが、もし私よりも仕事の出来る警備さんだったら悪く比較されていたのは私だったかもしれません。
条件が同じだとよくできる方が基準になりがちなので、悪い評価をされている人間がある程度まともだったとしてもできる方よりも劣るため悪く見えてしまいがちです。
まあ、しかし今回の2人は隊長目線で見ればどちらもダメな隊員さんだと思いますけどね。
しかし誰でも良い面はあると思うので、私はそこを評価してあげたとは思っています。
このダメ出しをされた年配警備員さんも業務がうまく出来なくても良いところはあるんですよ。
ちゃんと毎日無断欠勤せずに仕事に出てくるところとか・・。
勤務中や休憩中いつでも無駄なおしゃべりをしないとか・・。