警備員は施設内に生えている雑草などをクライアントの許可なく勝手に抜いてはいけないという本当の理由

以前、現場の隊員さんの中に施設内の雑草を勝手に抜いてはいけないという事を間違って解釈している人がいました。彼曰く施設内に生えている雑草は施設管理者の物だから許可なく勝手に抜いてはいけない、という内容でした。まあある意味それも間違ってはいない事ではあると思うのですが、それ以前に警備員が契約に無い事をたとえ善い行いだとしても、勝手に行い問題が発生した時に責任が取れないからというのが一番の理由なのです。

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警備員は契約内の仕事をする

以前、ある隊員さんが敷地内に生えている雑草に目が行き、その事で他の隊員さんと雑談をしたそうで、その時に

「施設内にある物は例え雑草であっても、クライアントの所有物なので勝手に抜いてはいけない」

 

というやり取りがあったそうです。

まあ、行っている事は間違ってはいないのですが、警備員からの視点ではさらにもう一つ注意しなければならない事があります。それは

 

「その作業がクライアントと契約内容に含まれているのか」という事です。

 

警備員はクライアント警備業務の仕事を請け負う際に契約を交わし、そこで配置に付く警備員がどの様な業務を提供するのか決められています。

毎日何気なく実施している立哨、巡回、出入管理業務などは契約で決められた範囲の業務でもあるのです。

 

 

勝手な行動は自己責任

施設内の敷地に草が生えているのを見た時に、警備員は勝手に抜いてはいけません。

もしクライアントと交わした契約内に草取りの項目があるのであれば、クライアント相談の元草取りの段取りをするのは問題ありません。

 

しかし、契約に無い作業を警備員が勝手に行うのは後で何か問題になった時に面倒な事になります。

そもそも契約に無い時点で、何かあった時に責任の所在がどこにもありません。

 

勝手に契約に無い作業をして施設側の所有物を損壊した場合、それは契約外の行動になるので警備会社は責任を負う事はありません。

更に、本来契約で決められた業務を離れて契約外の作業をしていたのなら、契約不履行だとクレームを入れられる可能性もあり得ます。

 

警備員は契約で決められた業務が時間ごとに細かく決められています。

とても突発的に発生した草取りをする時間は無いでしょう。

 

そして勝手に行った草取りなどの作業をしてケガをしたり物を壊した時、それは全て自己責任となるのです。

その為、警備会社としては「契約に無い行動はするな」と指導するのです。

サービス精神旺盛な人ほど注意

警備員の中にはサービス精神の旺盛な人もいます。

相手に喜んでもらいたい、相手が困っているから・・・

 

などと契約内の仕事を超えて、相手の為になるからと行動しようとする人がいます。

これは先ほどもお話した通り、非常に危うい行動です。

 

個人的には良い行いかもしれませんが、警備会社にとっては迷惑な行動でもあります。

制服を着た警備員が良かれと思って行動した事で、警備員がクライアントに迷惑を掛けた

 

と何となく警備会社の責任になってしまった、という結果になってしまうからです。

警備業とは関係ない時間帯に、クライアントも許可したうえで行動するには

「個人の善意」で済みますが、警備員として勤務している時間帯に本来の業務を放り出して契約外の事をするのは善意では済みません。

 

一見、警備員がちょっと席を外してやればいいのに、と見られてしまう様な事でも実は契約内の仕事をしてお金を貰っている以上、その契約内の仕事を放り出してまでする作業ではないのです。

この仕組みをクライアント内でも理解していない人も少なくなく、また警備員であっても誤った理解をしている人も居るので注意が必要ですね。

 

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