警備業界は今現在人手不足です。仕事は沢山あるのに警備員が手配出来ない事で依頼を断る警備会社も少なくありません。それだけ聞くと景気が良い様な印象を受けますが、相変わらず賃金が低いせいで警備員になりたがる人が押し寄せるといった現象はありません。そんな業界ですが、今後もしかしたら50代以降の人がたくさん警備業界にやって来ると言われたら信じられるでしょうか。
警備業界は賃金が安く誰も来ない
警備業界は人手不足です。
そんな事、警備員として働いている人にとって当たり前な事です。
自分の勤務している現場で人が足りないのに、一向に人員を手配してもらえなかったり、社内でも仕事の依頼は沢山あるのに肝心な人員を用意できない為に何件も断っている、という話を聞けば人が足りないのだと容易に分かります。
実際今の警備会社でも、内勤の人から現場で働く人が手配出来ない為に仕事を断ったと聞きました。
求人を出しても応募者はなかなか来ず、やっと応募があってもとても警備員として働かせられない様な人ばかりだとも聞きます。
この辺りは警備会社によって応募者の質も変わってくる事でしょう。
そんな警備業界ですがもし近い将来、50代以降の人が大勢警備業界に仕事を求めにやって来ると聞いたら信じられるでしょうか。
50代以降の人が警備員になりたがる
今50代付近の人の人口は国内の世代別でみると一番多い世代になります。
いわゆる団塊ジュニア世代と呼ばれる人たちです。
彼らの親の世代でもある団塊の世代は今や80代に達しようとしています。
これまで団塊の世代の人口の方が多かったのですが、高齢になるにつれてじわじわと人口が減ってきています。
その為、今現在は団塊のジュニア世代の人口が上回る様になりました。
そしてその世代の年齢も60代に近づきつつあります。
60代に近づくという事は、仕事も定年を迎え退職する人も増えてきます。
今すぐ団塊のジュニア世代の人が警備業界に大挙して来る事はありませんが、もしかしたら5年も過ぎた頃に警備員の仕事を求める人がたくさんやってくるかもしれないという事です。
賃金が安くて人が余り成りたがらない仕事というのは何も警備業だけでなく色々ありますが、警備員の仕事が一番手っ取り早く職に就けると思われていそうですよね。
そんな警備の仕事を求めにたくさんの人がやって来る、本当にそんな日が来るのでしょうか。
そんな日がやってくる事は無い
個人的にはそんな日はやって来ないのではと思っています。
確かに団塊のジュニア世代の人が定年を迎えると、定年後の仕事を求める人が大勢生まれるのは間違いないと思います。
しかし警備業界がそれほどの人を受け入れられる状況になっていないのではと思っています。
多くの警備業者が現在進行形で人手不足に悩んでいると思いますが、業界も何もしていない訳ではありません。
まだ始まったばかりですが、警備員と云う人を必要としないAI化を着々と進行しています。
交通誘導警備では人を立たせずにパネルを使用したり昔からある様な人形を使い人員不足をカバーしています。
施設警備でも出入管理業務を液晶パネルのAIに対応をさせたり、ドローンやロボットを使用して巡回をさせています。
まだ業界全体のほんの一部の警備業者のみの試みですが、業務が蓄積されれば他の警備業者も活用しだし人手不足が解消するとなれば一気に広まるのではと思っています。
人の手に頼らず人手不足が解消できるとなれば人件費が必要なくなるので、一度AI化が成功した警備会社は、警備員と云う人材を採用する事は無くなるでしょう。
その為、定年後に警備員の仕事をしようと思っても求人はそれほどないかもしれません。
まあ、これは警備業界のAI化が上手く進んだ時の話しであって、もし業界全体にAI化の波が来ないか若しくはもっと先の話になるのだとしたら、団塊のジュニア世代の人たちが大勢警備業界に参入してくるかもしれませんね。
どちらにせよ警備業界は、人手不足という問題が解決するかもしれないという事になるでしょう。


