警備員の仕事はアルバイトと同じ様なもので、その日に何時間仕事をしたかという計算で稼いでいます。中には正社員として基本給を定め、月に決められた時間数働いている警備員さんもいるでしょう。そんな日払いの様な働き方をしている警備員は、仕事を1日休むとその分の稼ぎが無くなってしまうのですが、基本給の働き方をしているとそうでもないのです。
警備員は日雇いアルバイト
警備員の多くの人は、アルバイトと同じ様な日払いの働き方をしていると思います。
1時間で〇円、もしくは1日勤務して〇円、私も似た様な契約で仕事をしています。
この様な働き方をしている警備員さんは、1か月の間に何時間、又は何日勤務したかで給料も変化します。
要するに1日でも多く仕事をすればその分収入も上がる、という事ですね。
まあ一応、労働時間の上限があるので会社の指定する時間数以上は入る事が出来ないので、荒稼ぎは出来ませんがね。
しかし、逆に1日でも仕事に入らなければその分の収入は減ります。
施設警備業務は、施設と契約して警備員を配置する人数が決められています。
その現場に毎日4人配置する契約をしていれば、契約をしている期間中は毎日4人警備員が必要になるので、その現場へ配属した警備員さんは、その期間中仕事がずっとある状態になります。
まあ日払いの仕事ですが、安定した稼ぎがあるという事になります。
基本給で働く警備員は突然休んでも平気
施設警備員はこの様に安定した収入を得る事が出来るので、正社員として採用されなくても、また基本給という固定した給料でなくても、安心できると言って良いでしょう。
しかし、施設警備員で基本給を貰っている警備会社で働いた事がありますが、とんでもない目にあった事があります。
正社員という契約でなく、半年ごとの契約社員という契約の警備会社で働いていた当時、給料は基本給で1か月に〇〇時間以上の労働時間、という契約だったと思います。
この働き方は悪用しようと思えばできる働き方で、当時実際に意識して活用していたのかどうかは分かりませんが、周りに迷惑を掛けている警備員がいました。
それは、月に一定時間数以上勤務する勤務表になっていれば、その時間数を下回らないのであれば休めるという事です。
おかげで、当日突然休む連絡を入れてきて、その尻拭いは当直明けの警備員です。
私もその被害を受け、何度か明けの日に帰る事が出来ませんでした。
基本給を貰える時間数以上の勤務は、殆どの警備員さんが当時あたり前のように入っていたので、1日か2日位休んでも問題ありません。
「ああ、今日は仕事だけど行きたくないなぁ」
と思えば朝「体調不良」と現場へ電話してそれでお休みです。
これほど同僚に迷惑を掛ける休み方はありませんね。
突然休むと同僚に迷惑が掛かる
当時この手で休んでいた警備員は2名ほどいました。
今では休んでいた警備員が、本当に体調不良だったのかズル休みだったのかは分かりません。
しかし、最低限の時間数を下回らせず、毎回偶然にも体の調子が悪くなり定期的に休んでいた所を見ると計画的に休んでいた様にしか見えません。
自分の稼ぎが多少減るかもしれませんが、警備会社との契約で一定の時間数働くという契約は破っていないので、問題無い様に見えます。
ですがその分、誰かが休みであるべきであった日が無くなり、結果稼ぐ事が出来ていたかもしれませんが、プライベートの時間は無くなりました。
しかも、それは自分で選んだ行動ではなく誰かの自分勝手な都合で。
この仕組みを会社が見て見ぬふりをしていて、ズル休みをしていたかもしれない警備員に何のお咎めも無かったのが嫌で、その警備会社を退職した理由の一つです。
まあ、その警備会社はそれ以外でも納得できない面があったので退職したのですがね。
この様に、契約を上手い事悪用して同僚に迷惑を掛ける行為は非常に困ります。
違法な行為でもない分、会社も手が出しにくいのかもしれませんが、真面目に働いている者がちゃんと報われる様な助けが無ければ、そこには良い人材は残りません。
警備員はアルバイトの様な働き方をしていますが、基本給だからと安心できるものでもないのです。