施設警備の現場をいくつか経験していると、多くの場合は施設警備業務という死後音は大きく変わらないのですが、その仕事一つ一つはキツさが異なります。これが当たり外れという意味にもなるのですが、多くの場合は巡回や出入管理業務、また立哨など行っている事は結局同じなのです。
施設警備員の仕事とは
警備員という仕事を10年以上もしてきました。
その警備員という仕事は全て「施設警備業務」になります。
この業務は1号警備とも呼ばれ、その中の施設警備に当たります。
施設警備業務とは、主に建物を管理する仕事を依頼を受けて警備員がその建物に常駐し、建物とその建物内にいる人を守る仕事です。
簡単に説明するとそうなるのですが、実際はその現場ごとでさらに細かい仕事の契約を受けています。
その中でも、施設警備員という仕事の多くはどこも似た様な業務があるのです。
立哨業務や巡回業務、そして出入管理業務などは、施設警備員として一番任される仕事だと思います。
仕事を依頼する側がどんな業務を委託するのかは相手側にもよりますが、多くはこの業務を警備業者へ委託しています。
本来なら自分の施設の人間にやらせても問題ないのですが、施設を管理する知識に長けているので警備業者へ依頼するのです。
現場が変わっても仕事は同じ
今まで施設警備員として色々な現場で働いてきましたが、先ほど例を挙げた様な業務は必ずありました。
施設警備員として働こうとすれば、その巡回や受付などの仕事を一通り習熟していれば、他所の現場へ行っても応用は利く事でしょう。
巡回や出入管理業務というものは、基本的に建物をを見たり、来訪する人の対応になります。
建物を管理するというのは、出入り口などの戸締り、部屋の照明やガスの元栓など、どこへ行っても大体同じ構造です。
扉に鍵が付いている、部屋の電気は壁についていて、ガスの元栓はガス管に対して栓が付いている。
こういったものは余程どこの建物も作りは同じです。
その為、配置してある場所が違うだけで、新しい配属先へ行っても戸締りの仕方や電気の消し方などで困る事は無いでしょう。
施設警備員として現場が変わっても、この辺りについては困る事は無いと思います。
あるとすれば建物部屋の構造が異なるので、巡回の仕方や扉の位置、ガスの元栓の位置などを把握するに時間が掛かる程度です。
これは多少の時間が掛かるだけで、そこまで大変な事ではありません。
では配属が変わった時にどんな事で苦労するのかというと、どこへ行っても同じ様な巡回や受付の仕事があっても、現場によってキツさが全く異なるという事です。
現場によってキツさが大きく異なる
ある現場では巡回は30分程度で見るべきものもほとんどなく
「施設警備の巡回なんてしょせんこんなものか」
なんてタカを括っていると、別の現場では3時間もかかり、更に見るべきものも非常に多い、とても同じ巡回業務とは思えないほどキツイ所もあるのです。
戸締りする出入り口が1か所しかないかと思えば、出入り口が10か所以上もあったり
また、出入管理業務も毎日決まった時間に数百件という出入管理の受付場に従業員がカードリーダーで出勤してくるのを見守ったり、来訪者も数件しかない所があるかと思えば、100件近くあったりと同じ施設警備業務かと思う程です。
これらの大きな違いは実際に経験しているので良く分かりますが、冗談ではなく本当にこのくらいの差があります。
毎日、数百人の相手をするかと思えば、数人しか受付に来ないような仕事でも給料は同じです。
現場が違うというだけで、給料が同じだったらどちらで働きたいですか。
もしこの仕事を掛け持ちでしていたとしたら会社に対して、受付した人数分を歩合制で下さい、なんて交渉したかもしれませんね。
施設警備員は配属した現場先で仕事内容は同じでも、忙しさが大きく異なります。
支払われる給料はだいたい同じなので、少しでもヒマな現場で働きたい、と思う人も少なくないのではないでしょうか。
ただ施設警備員の仕事を楽して働きたい、という人はこの当たりの仕組みをよく理解しておいた方が良いかもしれませんね。