警備員として仲間と勤務する時、中には嫌われてしまう警備員がいます。残念な事にウチの現場にもそういった人がいます。現場で勤務する隊員からすこぶる評判が悪いのです。以前の現場でも同じ様に周りから引かれていました。人と協調できない人はどこにでもいるものです。
嫌われる行動だと気づいているのか
人と協調して仕事をする。
これが出来ない人が世の中には居ます。
警備業界でもそういった人がいて、実際私の現場にもいました。
まあ、そういった人は世の中から追いやられて警備業界に流れついた、という見方も出来ますが・・。
彼は他の警備員仲間とは表面的には問題なく付き合っていられます。
挨拶も出来ますし、仕事でも大きなミスもなくこなしています。
しかし
人の仕事に対して過度な指摘が多く、他の警備員さんがいうには
「彼に監視されているみたいだ」
だそうです。
人の仕事のミスが気になるらしく、何かあると指摘しています。
別に彼にその処理を頼んだわけではないのですが、性格なのでしょうか、他人のした事が間違っていると無性に気になるようです。
ある意味、潔癖症とでもいうのでしょうか。
本人は正しい事をしていると主張
隊員さんの細かいミスまで指摘するので、他の人からすると小姑のような印象を受けるのかもしれません。
物の置き方が少しでもズレていたら指摘する、と言ったらわかり易いでしょうか。
本人もその辺りは自覚しているようで
「自分はそういった事が気になって仕方ない」
と言っていました。
さらに
「その事で自分がしている事は何も間違っていない」
と言いました。
確かに間違っていない事をしていますが、その行動が過度である、という事には気づいていない様です。
他の隊員さんが煙たがる点はその「過度」だからという事なのです。
行動は間違っていない、しかし行き過ぎた行動も迷惑であるというどちらの言い分も正しい点において解決が難しいのです。
自分さえ気が済めばよい
ある隊員さんが言いました。
「彼の行動は自分の気が済まないからするのだ」
と。
確かに気になってい仕方ない、という所から始まっているこの行動は言い方を替えれば
自分の気が済むような行動、要するに「自分勝手な行動」
であるともいえます。
人がどう行動しようが放っておいても良いのに、自分が納得しないから、自分の気が済まないから相手に指摘をするのです。
そう捉えると言われた方はいい迷惑ですね。
過去に彼のこういった行動で他の警備員さんとトラブルになる事もありました。
また彼のこの行動で、大勢の隊員さんが若干彼に対して引いている状況でもありました。
衝突するか、彼から距離を取ろうとするか・・
これの一番厄介な所は
本人がとる全ての行動は「自分は正しい」と思っている事です。
こうして今まで周りに自分の主張をしてきて浮いていたのかもしれません。
警備業界に来た理由について話した事もありますが、自分からは言いませんでしたがそれとなく分かったような気がします。
年を取ってから自分の性格を直す事は難しいので、ここの現場でも大きな衝突が起こらない様祈るだけです。