施設警備員は建物内で勤務しているので、待機時間など警備室内に休憩室などがあります。総称して警備室とも呼んでいるかもしれません。そんな警備室ですが今までいろいろな警備室を使用してきましたが、施設警備員としてどんな警備室で、どんな設備があれば待機時間や仮眠時間を使用できるのでしょうか。
警備室で食事をしたり仮眠する
施設警備員は建物内で勤務しているので、食事の時間や当直勤務の場合は仮眠室など、休憩する場所が現場によっては与えられていたりします。
施設が大きくなればなるほど、配置される警備員の人数も多くなるので、その分警備員の使用できる休憩室や仮眠室なども広くなる傾向にある様に思います。
施設警備員は24時間、その建物の管理をする場合が多いので、昼の食事や夜の食事、そして夜中は交代で仮眠を取るので仮眠室など、クライアント側がどれだけ警備員をまともに扱ってくれるかの違いで、警備室の質も変わってきます。
そうこの警備室の質というのは、クライアントがどれだけ警備員の事を「人間扱いしてくれているか」という基準にもなると言っても過言ではないのです。
警備員さんの業務環境にかける経費が無いから、と食事の出来る休憩室がとってつけたような部屋だったり、複数人同時に仮眠するのに仮眠室が極端に狭い部屋だったりと、とんでもない警備室もあるのです。
どんな設備があれば快適なのか
食事の出来る休憩室や、仮眠する為の仮眠室など、部屋に関するものは改築でもしない限りどうする事も出来ません。
余程、改築のチャンスでも無ければ新しく警備員側の要望をお願いする事も出来るのですがね。
しかし、その部屋の中に用意する備品に関しては警備会社側でもクライアント側でも、後からどうにでも手配出来ます。
施設警備員が快適もしくは最低限、警備室を利用する時にあったら助かる、という物はどんなものでしょうか。
休憩室に必要なものと言えば電化製品類です。
食事を取るという事で、冷蔵庫や電子レンジそしてポットなどは施設の規模にかかわらず用意して欲しいものですね。
弁当などを温めたり、夏場は食事が痛まない様に冷やしておく必要もあります。
そして、飲み物を作ったりカップ麺などを作る時の為のポット。
これらは、24時間建物内に常駐する為には無くてはならないものだと思います。
電化製品として後はテレビなどもあると良いと言われる事もあります。
これは災害発生時などに、情報収集をテレビからする為にと言われる事が多いですが、最近ではスマホでも情報収集の代替はできるので、絶対に必要という訳でも無いと思います。
あと、多くの設備で困った事と言えば、良くここでも取り上げていますが
「シャワー室」
です。これは常駐の警備員専用として手配するには贅沢過ぎる設備になります。
確かにその建物では、警備員が通年で常駐しているので、使用頻度も毎日あり警備員にとっては重要なものですが、クライアント側にしてみたら警備員以外使用する機会はほとんどなく、食事を取る休憩室や仮眠を取る仮眠室と比較すると、重要度は低く見られがちです。
その為、多くの現場で警備員が毎日使用できるであろうシャワー室が設置されていない所が多いと思います。
もし、警備員専用のシャワー室がある警備室で勤務しているのであれば、そこはかなり恵まれた貴重な現場だと思います。
警備室の無い施設警備の現場
施設警備員の働く現場によっては、部屋や設備などかなり大きな違いがあります。
前の現場ではあったのに別の現場にはあれが無かったなぁ、など色々な現場の経験をされている人ならその様な点に気づく事でしょう。
そしてどこの現場が恵まれているのか、など比較も出来ると思います。
個人的なこだわりとしては、やはりシャワー室があるか無いかという点が、恵まれた環境かどうかという判断材料にしています。
当直勤務で少ない仮眠時間でも、24時間その現場に缶詰めな状態なのですから、せめて体ぐらいは洗わせて欲しい、と思います。
多くの警備室では、最低限な電化製品は用意されているので問題ないですが、シャワー室だけはある所と無い所がはっきり分かれていました。
施設警備員として勤務する時、快適な警備室で働けるかどうかは、質の高い業務を提供できるかにかかわってもきます。
食事もろくに取れない様な警備室や、仮眠室が無くて横にもなれない所で寝かされる様では、間違いなく仕事に影響が出ます。
この辺りを、警備会社やクライアント側がもう少し配慮してくれれば、現場で働く警備員もやりがいを感じると思うのですがね。