警備員の仕事は高齢者の人が大勢います。警備会社や現場の配属先にもよりますが、これまで経験した現場では半数以上が60歳よりも上の人でした。これだけ高齢の年代の人が多くなると中には80歳近い人もおり、一緒に仕事をしていると認知症を疑うような言動が見られる高齢警備員さんもいたりします。歳を取ると人によっては症状が強く表れるので、あまりに強い症状の時は仕事に影響が出たりします。
警備業界は高齢世代の人が多い
警備業界は高齢の世代の人が多い業界です。
多くが定年後に新しい仕事を探して警備員の仕事にたどり着いた人が多い印象です。
しかも団塊の世代の人の多くが警備員の仕事に参入しているので、世代別に見てもどうしても高齢の警備員さんが多くなりがちです。
60歳で定年になり、その後に警備業界へ参入する。
そういった人が5年10年と警備業界に籍を置いている事で現場には70歳前後の警備員さんたちを大勢を見かける様になるのです。
全ての高齢の警備員さんがそうとは限りませんが、人間歳を取ると認知機能が低下してきて一緒に仕事をしていると普段の言動などから「あれ?」と思う様になったりします。
認知症が見られる高齢警備員
警備員の仕事をしていると、高齢の警備員さんと一緒に仕事をする場面もたくさんあります。
その時に、ある高齢の警備員さんの言動に引っ掛かる時があります。
始めのうちは時に気になる事はありませんが、何度かその言動を目にする事で
「あれ、これもしかして認知症というモノ?」
と把握する事になるのです。
全ての高齢警備員さんに見られる症状ではなく、また何歳から発症するものでもありません。
その為、誰がいつ発症し言動に異変が見られるという事が分からないので、気を付けてみていないと判断できないのです。
しかも、自分から病院へ行って認知症かどうかの診断を受けなければ断定も出来ません。
一緒に仕事をしていて他の警備員と違う行動を取るようになったり、するべき業務の抜け落ちが目だったり、仕事に影響が出る事もあるのです。
仕事に影響が出始めたら
以前の現場でも70歳後半の高齢警備員さんが居ましたが、会話をした時に反応が他の警備員さんと比べてワンテンポ遅かったり、何年か前までは普通に出来ていた業務の流れが、自分で一つ一つ確認しながらゆっくりな動作に変わってきました。
最初に見た時は仕事が丁寧になったのかなくらいにしか思っていませんでしたが、毎回同じ動作を目にするにあたり
「あ、これ認知機能が低下しているのかも」
と思う様になりました。
警備員として働いていて仕事を丁寧に実施する事は非常に大切な事です。
この高齢警備員さんも丁寧な仕事をしているという動作は悪い事ではありません。
しかしそれ以上に仕事の流れを忘れたり、ミスが目立ってくるようでは話は別です。
程度の軽い業務のミスなら何とかなりますが、大きな失敗をした時には取り返しがつきません。
高齢者とはいえ貴重な人材です。
長く続けているという事は現場の仕事も熟知している重要な戦力でもあるでしょう。
しかし、認知機能の低下というのはこれまで出来ていた事が出来なくなったりし、それが日常生活での話ではなく、責任が発生する仕事です。
高齢だから仕方ない、認知症だから仕方ないとはいきません。
お金を貰って働く以上、認知症が原因で責任が発生してしまう様な失敗をするかもしれないとおもうのであれば、周りの警備員さんが会社に相談し対応してもらう様にした方が良いのではないでしょうか。
認知症というのは自分が気付いていなかったり頑なに自分が認知症だと認めない人も居ると聞きます。
その失敗が警備隊全体の責任にもなり得るので、早めの対応が必要な事もあるかもしれません。


