他所の現場でクライアントから外された警備員を1名受け入れました。外された理由はここでは伏せますが、クライアントから外せと言われたら警備会社側はその警備員を外すしかありません。そもそも現場を外されるそれなりの理由があるのも確かですが・・。
現場を外される理由は様々
いままで何人もの警備員がいろいろな理由で現場を外されるのをみました。
中には「そんな事では外されるよね・・」というものやクライアントの立場を利用した理不尽なものまで・・。
今回うちの現場に来た隊員さんが前の現場で外された理由というのは、私個人的な感想としては、納得できるものと若干理不尽なもの、半々な理由だと感じました。
ここの現場に来て今後どのような活躍をされていくのか分かりませんが、頑張っていって欲しいと思います。
以前いた警備会社での商業施設の現場では、設備会社としてのクライアントの横行は酷いものでした。
新しい責任者が来てさらに酷くなり、たくさんの優秀であった警備員さんが異動させられましたが、結果現場の隊は崩壊しかけました。
持ち直すのに数年かかったようですが、今では現場が縮小する事で持ち直した形になりました。
現役の警備員さんはこの辺りの理不尽な理由で外される・・という現状を共感できる人も多いのではないでしょうか。
ここの現場でも外された警備員がいた
確かに理不尽な理由で外される、という事実はありますがそれ以外にも
「それはその警備員が悪いよね」
というのもあります。
仕事中にスマホを見ていたり、制服も着ないで業務にあたったり・・
明らかに誰の目から見てもその警備員が悪いでしょ、という理由はあります。
警備員は本当にいろいろな人が集まってきます。
今までの自分の周りにいなかったようなびっくりするような人と一緒に仕事をします。
「よくそんな事で今まで社会でやってこれていたな・・」
「この人は、なぜこんなにも言葉の通じない人なんだ・・」
うちの現場にも、例にもれずびっくりするような行動をする隊員さんがいましたが、やはり結果クライアントから目を付けられ、退場してしまいました。
理不尽な命令やとんでもない行動の末路など、いづれにせよ警備員の職場の命運を握っているのはクライアントなのです。
警備会社の上司よりも怖いクライアント
クライアントは警備会社と契約を結んでいます。
そのクライアントは自分の施設をよその会社の人間に管理を任せているので、しっかり管理してくれるか不安に思っているのも確かです。
いい加減な管理で、お客様に迷惑がかかるなんて以ての外です。
「あのお店の警備員、なんか近寄ると変な匂いがする」
「あの警備員に高圧的な態度をとられた」
例えばの話ですが、お客様からこれらの様なクレームが入っては困るわけです。
そうなる前に、またそうならない様にクライアント側は、変に目立つ警備員は自分の施設に配属して欲しくないのです。
その結果、クライアントは警備会社にその警備員を外すよう連絡します。
本人としては何の落ち度がなくても、初日で外される指示が行く事もあるようです。
警備会社側としてもせっかく研修までして用意した隊員が配属できないとなると、別の警備員さんを用意しなければならず、それは大変なことですね。
社内にいざという時の為の待機している警備員さんなんているわけないですからね。
よその現場から異動させるか、緊急で応募するか・・営業所の人たちもさぞ苦労されている事でしょう。
簡単に警備員のチェンジを言い渡すクライアント・・警備会社の上司の方が天使に見えるくらいです。
雇用の責任がない分理不尽な異動も可能