施設警備員は年が明けてから忙しい現場や、普段と何も変わらない現場があったりと業務にものすごい差があります。その両方どちらも経験した者として何がどう違うのか過去の現場も振り返りながら見て行こうと思います。
内容はいつもと変わらず
今の現場の勤務は年末年始も何一つ変わらない業務です。
来客人数に変化も無ければ、警備員としての業務もいつもやっている事と何ら変わりはありません。
一つ前のまったり現場でも、まあそれほど普段と変わりは無かったですが、やはり来客者に大きな変化のある商業施設などの現場は明らかに「お正月!」という雰囲気になるのでとても忙しかったですね。
元旦の時だけ行う業務があったりするのは、やはり商業施設ならではだと思います。
確かに昼間の来客のある時間帯は商業施設などは特殊な業務があるのですが、閉店後の夜中の時間になるといつも通りの業務に戻るのです。
夜中の時間は暇な現場と同じ、いつも通りの業務を行っていました。
細密巡回時は真っ暗な空間で誰もおらず、お正月もお盆でも何も変わりはありません。
昼間の業務は来客に左右される現場でも、夜中の時間になるといつも通りな状態になるのはどこの施設警備でも同じなんだな、と後になって感心したものです。
いつもと違うのは休憩室
現場によって忙しくなる所と何も変わらない所、そして夜中になればどこの現場でも普段通りに戻る、という施設警備ですが私が経験した現場で、お正月の期間は雰囲気が変わる場所が休憩室でした。
この休憩室という空間ですが、警備員のみが使用できる空間限定だと思うので、クライアントが常時いる休憩室や共用の休憩室、休憩室という部屋としての区切りの無い所などでは当てはまらないと思います。
私が経験した現場の休憩室は、夜になると警備員しかいない休憩室と、完全に警備員専用の休憩室という警備員以外の他の人に迷惑を掛けないような部屋がありました。
その専用休憩室はお正月の様な特別な日、あとはお盆の日などになるといつもとは違う空間になっていました。
それは、皆で相談して分担し食材を買って来て、焼き肉や鍋などをしていたのです。
人の往来もほとんどないので、数人の当直勤務者と、後は非番の警備員の希望参加者で集まり、アルコールなしの食事会をしていました。
勤務中の者は交代で参加し、業務に支障の無いよう配慮したものです。
警備員は当直勤務で仕事をしているので、中々全員集まって外で集まる様な事が出来ません。
それならば、休憩室に集まればできる、という事で始めました。
現場によっては警備員専用の休憩室が無い所も多いと思います。
さらに、警備室がクライアントの事務所と離れていないと気を使ってこういった集まりも出来ないでしょう。
私が以前いた現場はそういった条件がすべてクリア出来ていたので開催できました。
今の現場では、時程表の問題や現場に集まっても交代して参加が難しいので1度も開催していません。
まあそもそもそういった集まり自体、出来ない現場の方が当たり前なのでしょうが。
取引先のあいさつ回り
年も開けて、現場も通常業務に落ち着いてくると次の大きな変化と云えば、関係者の年始のあいさつ回りですね。
個人的な意見ですが、あれ程無意味なものは無いと思っています。
警備員として出入管理の業務をしていて、あいさつ回りに見える営業の方を見てきましたが、年末年始の長い休みを終えて仕事が始まったのに、わざわざ時間を割いて挨拶の為だけに来る・・こんな無駄は無いでしょう。
まあ、その際に仕事の話もしているのかもしれませんが、ほとんどの方が30分も滞在しないで退出されていきます。
きっと後はまた別の企業へあいさつ回り・・
その日はあいさつ回りで終わってしまうのではないでしょうか。
こんな一人の警備員が何を言っているんだ、と思うでしょうが世の中の年始の仕事として、多くの人がこのあいさつ回りをしていると思うと言わずには居れませんでした。
今年も明日か明後日になれば、私のいま勤務している現場でもあいさつ回りに来る人で溢れるのでしょう。