先日、久しぶりに従業員に挨拶をしている時に凹みそうになった事がありました。警備員としてもう長いのですが、やはり挨拶を返してくれないのは何年経っても慣れないものです。つい先ほどまで他の従業員と会話していたのに、こちらが挨拶をしても黙って通り過ぎるのです。
どこにでもいる挨拶を返さない人種
今まで、色々な施設警備の現場を経験してきましたが、どこの現場にも従業員によっては警備員に一言も挨拶を返してくれない人がいます。
これは警備員経験者なら良く分かる話だと思いますが、多くの従業員の方は「おはよう」だとか「お疲れ様」または「お先に失礼します」などの挨拶をしていただいています。
もちろん、警備員も返しますし大抵はこちらから先に声を掛ける事でしょう。
その時にごく一部の人は、こちらが朝でも帰りでも声を掛けても前を見たままこちらを見ようともせず、そのまま通り過ぎて行きます。
これは男性女性に限らず、若い人にありがちな印象を受けます。
当たり前の事ですが、知らない人が声を掛けたわけでもないのにそこの職場勤務している人間が挨拶をしているのに無視をするという行為が信じられません。
もしかしたら自分の関係のある顧客かもしれないのに、警備員には挨拶を返さない、という行動がもしかしたら自分の首を絞めているかもしれない、という思考にならないのかと毎回思います。
今の現場ではあまり関係ないのかもしれませんが、以前の商業施設の勤務の時は、自分のお店にその警備員が顧客としてきた時に、どんな態度をするのか気になった事があります。
警備員の制服を着て挨拶をしても無視はするが、自分のお店にお金を落としに来た客としては頭を下げる、という状態になるのでしょうか。
そういった事を想像すると、結局その程度な人なんだな、と残念な気持ちになる事があります。
同じ職場で働いており、例え警備員だとしても挨拶をしてきたのならせめて人として返して欲しいものですよね。
やはり挨拶を返してくれないと悲しいですか
警備員と勤務してきて、出入管理で挨拶をしている時に少し離れた場所で仲間の従業員と楽しそうにワイワイ会話をしていたのに、受付の前にを通りかかった時になると、警備員には挨拶もせずにそのまま通り過ぎる、といった状況に出くわす事があります。
あんなに楽しそうに会話していたのに、なぜ警備員には挨拶もせずに通り過ぎるの・・
と悲しくなる時があります。
別に我々警備員と楽しく会話して欲しい、と言っている訳ではありません。
普通に挨拶を投げている者に対し、普通に返してくれればいいのに無視されるのです。
挨拶をしたのに返してくれないのは何年経っても悲しいですね。
これは警備員誰もが経験している事で、以前の現場ではその仕打ちに耐えられなかった隊員の一人が、その従業員に挨拶をしなくなってしまったのです。
「向こうが挨拶を返してくれないから、こちらも挨拶するのをやめた」
というのです。
うん、普通の従業員同士ならまだわかる話ですが、警備員としての立場ではこれはちょっとマズいですよね。
それでも全員に挨拶をしましょう
警備員は、出入管理で不審者を通さないという業務をしています。
毎日出勤してくる従業員なので、よほど不審者でないとは分かっていても警備員が声を掛けない、という行動ははいただけません。
警備員として声を掛けるのは
「あなたが受付前を通ったのを確認していますよ」
という為の声掛けにもなっているのです。
これを警備員が挨拶せずに無視すれば
「あの警備員、今私が通ったのに気づいていない」
と不審者を通さないという業務をおろそかにしているのでは、と疑いの目で見られる事もあるのです。
そんな捻くれた想像はしていないのかもしれませんが、少なくとも出入管理の前を通り過ぎた人に声を掛けるのはそういった意味もあるので、挨拶を返してくれないからといって、感情的な対応をしてはいけません。
警備員と勤務していて、悲しいと思う出来事にこの挨拶を返してくれないという行動があります。
我々も一応一人の人間です。
仕事とはいえ、挨拶を投げている限りは返して欲しいものです。