遅刻ギリギリで上番する警備員

上番時間とは仕事を始めるにあたり、現場へ到着した時間、もしくはこれから仕事に入る時間を指しています。これは警備会社によって微妙な使い分けをしていた気がします。この上番時間、現場によっては勤務開始時間ギリギリに出勤してくると色々と弊害もあるのです。それでは何分前に来れば良いのでしょうか。

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遅刻ギリギリの上番時間とは何時

上番時間はハッキリいって「〇〇分前には来る事」という時間はありません。

現場によっては1分前に来ても問題なければ、15分前では遅すぎるという所もありました。

 

会社としても上番時間の報告から、給料の発生する時間とはしたくない所もあるようで「〇分までには上番しろ」と強気に云いません。

しかし、遅刻はしない様にしなければならない。

中々難しいですね。

 

現場によってギリギリでも良ければ、早めに行かないといけない所などがあり、それは実際にその現場に配属しないと分かりません。

また、会社として上番時間を定めていない場合は、早く来るよう強制も出来ないので、何分前に来ればよいのか誰も教えてくれません。

しかし、何日か勤務するうちに「この上番時間では間に合わないかも」と分かるようになります。

遠方であるほど周りは遅刻か欠勤か不安になる

上番時間が就業時間ギリギリだと困る例として、実際に過去にあった事ですが、遠方から出勤してくるある隊員が、毎回就業時間ギリギリで上番していました。

いつもギリギリで上番して来るので、その度に

 

「もしかして遅刻するのではないか」

「もしかしたら道中事故に遭って仕事に出てこられないのではないか」

 

と周りの隊員さんたちは待っていました。

本人は遅刻もしない時間帯に自宅を出ており、また特に事故にも遭わず向かっているので気にもしていませんが、現場で待っている隊員たちは気が気でありません。

もし遅刻するなら誰かがそれまで居残りをしなければなりませんし、事故に遭遇したのならその日の勤務を誰かが埋めなければなりません。

 

そんな毎日を繰り返す中、ある日いつもの時間になっても上番してこないので、これはもしやと思い営業所へ連絡しました。

もしかしたら寝坊かもしくは事故に遭っているかもしれない、これがもっと余裕のある時間であればもう少し様子を見ていた事でしょう。

 

しかし、ただでさえギリギリに上番してくるのに、その時間よりもさらに遅くなれば他の人に迷惑が掛かるかも、と思うのは当然です。

結果、その隊員はいつもよりもさらにギリギリの時間で上番してきました。

 

上番する時間が遅くても現場へ一報入れれば、こちらも安心します。

一報を入れられないのであれば、もう少し早めの時間に上番する様にした方が良いと思いませんか。

就業時間に間に合っても引継ぎ時間が無い

以前の現場で、上番時間が明らかに遅い先輩警備員がいました。

まあ、上番時間が給料の発生する時間ではなく、就業時刻としては遅刻はしていません。

 

傍から見ると何も問題ないのですが、みんな早めに上番して毎朝朝礼をしているのです。

まあ、これは就業前に上番して、無報酬で朝礼をしていたため後になってその時間を就業時間として、ちゃんと給料が発生するようになりました。

 

しかし、当時は無報酬での朝礼だったので、その先輩警備員は間違った事はしていません。

ですが、周りはみんな既に上番しており朝礼中に1人遅れて上番していたのです。

 

これは今さらどっちもどっちと思っています。

皆が時間を犠牲にしている中、間違ってはいないのかもしれませんが、一人だけ違う行動をしています。

その朝礼中に、前日の引継ぎなどもしているので、あとで一人だけ引継ぎ内容を確認しています。

しかも、その時にはもう他の隊員さんたちは、次の開店業務の準備をしています。

全てワンテンポ作業が遅れてしまっています。

 

この例に倣って、就業時間前でも早めに上番しろ、とは言いません。

しかし、余裕のある上番をしないと引継ぎが後ろに伸びて、帰るべき人が帰るべき時間に終われません。

 

前日には同僚が早い時間に上番しており、自分はその恩恵に預かっているはずなのです。

早く交代してくれるのであれば、それを返してあげられるほどの気を使えるようになって欲しいですね。

 

上番時間は現場によって様々です。

ですが、その日に自分が早く帰る事が出来るのは、同僚が早めに上番してくれるからだという事を理解しなければなりません。

 

自分がギリギリに上番する事で、同僚はギリギリまで仕事をする事になるが、今度は相手は早めに上番する事で自分は早く帰る

これは自分がわがままで気の利かない行為をしている事に果たして気づいているのでしょうか。

 

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