今まで施設警備のラクな現場を経験して来た事があります。その際に何度も同じ事を思ったのですが、ラクな現場で働き続けたいという人は多い、という事です。同じ警備会社で同じ給料の場合、きつい所とラク所どちらが良い?と問われれば「ラクな方がいい」という回答をする人が多くなるのは自然な事だと思います。しかし、そんなラクな現場で働いているのに、自らその現場にい続けられない様な態度で働く者もいるのです。
同じ条件ならラクな方を選ぶ?
施設警備員に限らず、警備員として働く時その警備会社に所属して、配属先がいくつかあり、そのどこの現場を選択しても給料が同じであった場合
キツイ現場とラクな現場が選べるとしたら、どちらを選択しますか?
給料が同じであったのなら、多くの人が「ラクな現場」を選ぶのではないでしょうか。
よほど何か事情があってキツイ現場の方を選ぶ人もいるかもしれませんが、事情が無いのであればラクな方だと思います。
しかし、現実にはキツイ現場かラクな現場かという選択肢は無く、会社から現場の指定をされるか、もしくは求人を見て「ここはラクそうかな?」という漠然とした想像しかできません。
そんな「運」な要素しかない配属先ですが、もし配属先の現場がラクな現場だったら、少しでもその現場で長く勤務できれば、と思うのではないでしょうか。
ラクな現場で働き続ける秘訣
警備員としてこれから勤務していくうえで、他の現場よりもラクな所だと分かった時、少しでもその現場で長く働き続けたい、と思うかもしれません。
どこの現場に就いても同じ給料だというなら、少しでも楽な現場で働きたいというのは自然な事だと思います。
そしてもし自分がそのラクな現場に配属されたのであれば、出来れば1日でも長くその現場に居たい、と思う事でしょう。
1日でも長くその現場で働き続けたい、と思った時にどの様な行動をすればよいのか、という事を良く分かっていない人もいます。
ラクな現場で勤務していた時に、その現場で出入り禁止になった人もいましたが、そんなラクな現場で出入り禁止にならずに働き続けるにはある秘訣があります。
それは
「クレームにならない様な働き方をする」
たったこれだけの事です。
ラクな現場で働き続ける、というよりもどこの現場でも同じですが、クレームが入ると多くの場合はその現場で働き続ける事が難しくなります。
自分が勤務している現場で、警備員として何か問題を起こすとクライアントが
「あの警備員さんにまた問題を起されると困るからどうにかして」
というクレームが入ります。
警備会社としては、クレームが入ったら何かしらの対策を取る必要があるので、クレームの入った警備員に会社として指導をするか、最悪別の現場へ異動させるかしかありません。
せっかく楽な現場で働けるようになったのに、クレームを貰う事でその現場で働き続ける事が出来なくなってしまうのです。
これが意外と出来ない警備員さんが少なくないのです。
自ら出禁になる選択をしている
ラクな現場に配属されると、仕事もラクなのでつい気が緩んでしまう事があります。
常にキツイ現場であれば、なかなか気が抜ける事もありませんが、ラクな現場だと、本人次第でいかようにも気も抜ければ手も抜けてしまうのです。
そこでいい加減な仕事をしてしまうと、従業員からクレームが入り結果その現場に居られなくなってしまう、という事になるのです。
実際過去に、その現場がラクな所だと認識して働いていた警備員さんがいたのですが、彼は途中でその現場を出入り禁止にされてしまいました。
本人はラクな現場で働いていた事も承知しており、その現場で働き続けたい、という意志もありました。
しかし、ラクな現場という事に甘えてしまって仕事がおろそかになり、そこを従業員に見られて問題が大きくなり、結果出入り禁止となったという事です。
それまでに忠告とも取れる小さなクレームがあり、その事を本人にも伝え気を入れて仕事をするよう指導したのですが、その指導は仕事振りに反映されず、再度気の抜けている所を従業員に見つかりクレームとなり、今回は警備会社側も
「これ以上は会社の信頼に影響が出る」
という事で出入り禁止となりました。
ラクな現場と分かっているのに、そしてその現場で働き続けたいという意志があるのに、なぜそんな態度で仕事をしたのか、という事です。
何か問題を起せば働き続けられなくなる、という事に対して「これくらい大丈夫だろう・・」なんていう甘い考えがあったのかもしれません。
しかし、警備業界は問題を起せば出入り禁止(異動)になる、という事はどこの現場でも普通にあります。
もし、自分がその現場で働き続けたいのであれば、クレームが入る様な問題行動を起こすべきではありません。
まあ、ラクな現場でなくても問題を起せば、異動もしくは解雇だってあり得るので注意です。