商業施設ではたくさんの従業員が働いており営業が終わった後、従業員もお店の片づけを終えて退館して行きます。
従業員が少ない施設では退館者を把握しやすいですが、とても大きな商業施設ですと1,000人近いテナントの従業員がおり本当に退館したのか確認する事が難しいです。
なので現場によってはこんな方法で従業員の退館の管理をしている施設もあります。
最終退館時間がある施設
24時間営業の施設を除いて閉店時間のある施設は、従業員が帰らなければならない時間、すなわち最終退館時間というものがあります。
閉店時間があるということは従業員も帰る事になりますが、レジを締めたり明日の為の準備や掃除をしているテナントもあったりと様々です。
他の施設では判りませんが、大体閉店後の2時間後くらいが施設そのものの最終退館時間になっているのではないでしょうか。
なぜ従業員の退館確認をするのか
最終退館時間があるということは、その施設全体で警備員を残して他には誰もいなくなるということになります。
誰も居なくなるのであれば、その施設にある機械警備を作動させる事が出来ます。
広い施設内を少ない警備員で警戒するよりも、機械警備で隅々まで管理することが出来るという事はとても頼もしいですね。
人感センサーなどの警戒システムがあれば誰も居なくなった施設内には都合の良い警戒システムです。
これを作動させられれば最少人数の警備員でも管理できます。
ただし、一人でも従業員が残っていたりするとセットした人感センサーに反応して機械警備の意味がなくなってしまいます。
その為に、従業員が一人も残って居ない事を確認するのは重要な業務になるのです。
残留している従業員の分かりやすい確認法
広い館内を従業員が残留していないか確認するのに、一つは細密巡回時にします。
これは、従業員が全て帰宅した前提で行いますが、人の目で確認するものです。
細密巡回とは別にもう一つ、
現場によっても違いますが各テナントに最終退館チェック表のようなものを用意します。
朝入館時に各テナントに渡して、閉店後最後に帰る従業員が持ってくる。
そうすれば、チェック表が戻ってきたかどうかで従業員が全員退館したかが判ります。
中にはチェック表を戻さずに帰宅してしますテナントも有り、必ずしも万能ではないですが、従業員の残留を警備員側でほぼ把握できます。
ほかにもテナントの鍵などを同じように朝と帰宅時で管理して残留を管理することもできるでしょう。
閉店のある施設は何かしらのアイデアで従業員の残留を管理するようにしましょう。