介添え対応が必要なお客様

商業施設で働いていると介添え対応が必要なお客様が見える事があります。
一番よくある対応は、目の不自由な方が来店されて買い物をするのに一緒についていくという対応です。

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介添えは誰でも出来るが気を使う業務である

介添え対応は、車いすのお客様であったり目の不自由なお客様など様々ですが、やはり目の不自由な方の対応がダントツでした。

車いすのお客様は、ご家族で見えていたり、ご自分で移動できたりするので殆ど介添えの依頼を受けたことがありません。

しかし、目の不自由な方ですとバスなどで商業施設まで見えるのですがそこから、エスカレーターやエレベーターなど足元に注意が必要なものが多いため依頼されるようです。

どんな事をするのかというと、

肩を貸すか腕に捕まって貰って横を歩いてもらうかなどをするだけです。

お客様によって状況が変わるのでその都度、どうするか確認するとよいでしょう。

なので、入りたての新人の警備員でも対応できます。

ただし、警備員が目の代わりをする形になるので、歩くときはそれなりに周りに気を配ってエスコートしましょう。

一度ご自分で目をつぶって歩くと分かりますが、スタスタと歩く事は出来ませんよね。

目の不自由な人の気持ちになってゆっくりと歩くようにしましょう。

さて前置きが長くなりましたが、まずはインフォメーションセンターから介添え対応の連絡が来ます。

対象者がどこでお待ちなのかを確認して、その場所へ向かいましょう。

特別に何か持っていくものはないので、店内の巡回に出る時と同じでよいと思います。

 

休憩時間が無くなる隊員がいるかもしれない

普通は、介添え対応依頼時は店内を巡回している隊員が当たることになると思いますが、これには理由があります。

それは巡回をしていない隊員は通常ならば休憩時間中であることが多いのです。

せっかく休憩中もしくは食事中なのに、勤務中の隊員に行かせないのもおかしいですよね。

もっともその職場が、休憩時間=(待機時間)であるなら話は別です。

待機時間であるなら、その時間も勤務中に当たるわけですから呼ばれたら、直ちに対応に入りましょう。食事中でも同じです。

その結果、休憩時間が短くなる、もしくは無くなってしまうかもしれません。

残念ですがあきらめるしかないですね。
まあ、現場によってはつぶれた休憩時間をどこかの時間で埋め合わせしてくれる隊長さんもいるかもしれません。

 

介護という業務を経験する良い機会

介護職を経験された方を除いて、こういった介添えを経験したことがある人は少ないと思います。

その人の気持ちになってゆっくり歩くなんて、私も対応してみるまでは考えたこともありませんでした。

そして、目が見えないという事がこんなにも不便だ、目が見える事ってすごい。
と、改めて目が見えるありがたみを感じました。

日頃、車を運転していて信号待ちの時に横断歩道を白杖を突いて渡っている人を心配しながら目で追うようにもなりました。

自分がその状況にならないと気が付かないことも、この介添え対応で気づくことが出来るのでとても良い機会だと思います。

介添え対応の連絡が入ったら、自分の為にも進んで受けるようにしましょう。

 

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