従業員が勤務で駐車場を利用する際のルール

施設で働く従業員の方の中には車で通勤される方もいます。
通常は施設ごとで従業員の駐車場の利用のルールは様々であると思いますが、
商業施設において従業員の専用駐車場または客用駐車場のルールは結構厳しいのではないかと思います。

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施設の駐車場はお客様の為にある

商業施設は特にそうですが、施設内にある駐車場は買い物に来店されたお客様の為にある駐車場です。

施設を利用しない者、またはそこで働く従業員が停めるための駐車場ではありません。

だからといって従業員全員が徒歩で働きに来れるわけでもありませんね。

大きな商業施設だとそこで働く従業員の人数も多く、それに比例して車通勤者も多いことでしょう。

そんなに多くの従業員が客用駐車場に閉店時間まで車を停めてしまったら、お店側はその分のお客様が車で来店して使うはずだった売り上げを逃すことになります。

そんなもったいない事は出来ないので、殆どの商業施設は客用駐車場の駐車を許可していないはずです。

では車通勤の従業員はどうするのかというと、普通は従業員専用駐車場という場所が用意してあって、施設管理者に駐車場の利用申請をして許可を得たうえで車通勤するのが普通です。

そうすれば、従業員とお客様どちらも問題なく車を利用することが出来ます。

 

従業員が客用駐車場を利用するには

よほどのことのない限り、従業員専用駐車場の申請を出せば通ると思いますが、中には申請を出していない従業員が特別な事情でその時だけ車で仕事に就かなければいけない時もあります。

普通の従業員専用駐車場の利用は、日常的な勤務として申請しているはずなので突発的な利用の許可ではありません。

なので、そんな従業員の方の為に特別に客用駐車場の許可が出る事があります。

そういった現場には警備室に、駐車許可証なるものがあると思います。
(どこの現場でもこの仕組みであるとは限りませんのでご注意を。)

特別な事情のある従業員の方が警備室に来て、この駐車許可証の発行をし、自分の車のダッシュボード辺りに見えるように提示しておけば、客用駐車場であっても停める事が可能になるというものです。

これは私のいた現場でのルールでしたので、どこの商業施設でも同じとは限りません。もしかしたらもっと効率の良いルールで対応している現場もあるかもしれませんので配属先で確認してください。

警備員が従業員の違法駐車の取り締まりをする

商業施設ごとで従業員の駐車場のルールがあると思います。

私のいた現場では上で説明した通りですが、それでもなおこのルールが守れない従業員がいるのも事実です。

従業員専用駐車場の申請をしない、客用駐車場の駐車の特別許可の申請もしないで客用駐車場に車を停めて勤務に就く人たちです。

みんながちゃんとルールを守ってくれれば警備員も何もしなくて済みます。

しかし、ルールを守れない人がいる限りクライアントも対策をするわけで我々警備員に取り締まりをするよう依頼が来ます。

朝、営業時間前に誰もいない客用駐車場に入ってくる車両をマーク。そこから出てくる人物が従業員出入口に入って、特別駐車申請しない従業員が通り過ぎたら声掛け。

これ、我々警備員は仕事でしますがとても嫌な役目です。

確かにルールを守っていないのは従業員の方ですが、なんか警備側のやっていることがこそこそしている感じで最後まで馴染めませんでした。

しかも、このルールを破るとテナント側に罰金までありました。

ルールを破った従業員に直接ダメージが行かずに、テナントの売り上げから引く仕組みらしく、違反した当人はテナントに対して非常に申し訳ない気持ちになった事でしょう。

ルール違反者はそんなに頻繁にはいませんでしたが、月に数人はいたような気がします。

このルールは朝の出勤時はお客様がいないので丸わかりなのですが、昼中や夕方から車で出勤して来て客用駐車場に停めると把握できません。

がら空きの営業時間前の駐車場に停めるから特定できてしまうのですが、営業時間中は駐車場に停めた車がお客様か従業員かなんて判断できませんからね。

悪いことをすれば必ず見つかる、そして報いを受ける。ルールはちゃんと守りましょう。

 

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