前回に引き続き、今回は細密巡回が遅い警備員のお話です。一見細密巡回にかける時間が長いと「細かい所までしっかり見ている」と錯覚しがちですが、やはり決められた時間内に戻れない警備員もやはり仕事のできない警備員なのです。与えられた範囲で仕事が出来ない、必要のないものまで時間をかける、のはサボっているのと同じです。
細密巡回は時間内で終わらせる
細密巡回は与えられた時間内で終わらせる・・
これは前回お話しした事と同様、早すぎても遅すぎてもダメです。
早過ぎると「丁寧に見ていない」と疑われますが、遅すぎても「要領が悪い」「不必要な処まで見ているのでは」と同じように見られてしまいます。
うちの現場にはその「早過ぎる警備員」と「遅過ぎる警備員」が悪いお手本の様にいます。
やはり決められた時間しかないのに、それを超過して巡回していたら次の隊員さんに迷惑が掛かります。
「細かく丁寧に見ているのに何が悪い」
と逆切れしそうですが、そもそも決められた時間内に仕事が出来ない時点でなんの正当性もありません。
「自分は皆が見ていない所まで見ているから遅くなるんだ、見ていない皆が悪い」
という様な事を言った事がありましたが、そもそもそれは細密巡回で見るように言われていないやり方を自分で勝手にやっているのです。
契約にない事をして、悪いのは自分ではないという主張はおかしいと思わないのでしょうか。
契約にない仕事はもはや仕事ではない
例えば、「巡回はAルートで見回る」と決められているのに、それでは全て確認できないからとAルートで回らず勝手に時間をかけて見回りそれを自分で正当化しているのです。
もう契約も何もあったものではありませんよね。
自分がルールブックなのかと・・
確かに全て見回りきれていなくても、契約でそれで良いとなっているので、一人の警備員が「それはおかしい」と規則を捻じ曲げてまで「正しい事をしている」と主張するのはもうそれは仕事ではないと思います。
自分が正しい事をしていると勘違いしている警備員ほど厄介なものは無いと思わせる人物です。
そういった行動で、細密時間に割り当てられた時間を消費するのは他の隊員さんの迷惑なので”辞めて”欲しいですよね。
適正な時間で仕事を終える事
皆、同じ場所を毎日同じ時間に見て回ってきています。
普通に考えたら、何事もなければみな同じ時間に戻って来られるはずなのに、どうやら勘違いした数名の警備員は「早かったり」「遅かったり」と帰着時間が安定しません。
何かイレギュラーな事が発生すれば、巡回時間に差が出来るのは仕方がないにしても、通常時の巡回で帰着時間が安定しないのは警備員としてのレベルが低いと感じざるを得ません。
3か月も同じ場所で勤務すれば、大抵の人は同じ時間に帰着できる巡回が可能だと思います。
巡回時間が早くて自慢したり、規則を守らなくて遅いのを正当化するような警備員にならない様気を付けて欲しいものです。