施設警備員は立哨業務というものがあります。これは勤務中にある場所でじっと立っているのですが、現場や時間帯などで立哨する理由が異なります。ただ立っているだけの業務ですが、実は色々な理由があってその場で立っているのです。
施設警備員の立哨業務
施設警備員の行っている業務の中に、立哨業務というものがあります。
これは、ある場所に立っているだけの業務になります。
しかし、実際に立哨業務を行っている警備員からすると「ただ立っているだけ」
とはいえず、それなりな理由があってその場に立っており、その立哨中も業務として集中しているのです。
そしてその立哨も、立っている場所や時間帯などで立哨している理由も異なります。
今まで経験した現場では主に、立哨していた場所は
・出入管理の受付場での立哨
・開店時の出入り口での立哨
・従業員出入り口での立哨
などです。
これらは多くの施設警備の現場で、似た様な立哨をしていると思います。
その為、他の現場へ異動しても応用の効く業務になる事でしょう。
現場によって立哨の理由も異なる
先ほど挙げた様な立哨業務は、実は同じ立哨でも立っている理由が違ったりします。
お店の出入り口や、従業員出入り口などでの立哨業務は、施設に出入りする人物に対して「施設に迎え入れる」とも言える理由で立っている場合が多いです。
全ての施設警備の現場の出入り口に立っている警備員さんが、ただ迎え入れる為だけに立っているわけではない現場もあるかもしれませんが、多くはその出入り口から入ろうとされている方を迎え入れる為に立っているのです。
まあ、いらっしゃいませ、という意味で立っているとも言えますね。
そして、次に出入管理業務の場所で立哨している警備員さんですが、この場合の立哨は主に「この先からは入るべき資格のない者は通さない」という理由で立哨している場合が殆どです。
出入管理業務は、関係者出入り口前や施設の入り口などに設置されている事が多いですが、関係者専用の出入り口では無関係な者を入れない為に、施設の出入り口などは、施設の利用者を管理する為にあり、大きく不審者を入れないという理由が殆どです。
その為、見張りの為に立っている様なものなので、近くを通る人に対して目を光らせている様は、時には相手に威圧感を与えてしまうかもしれません。
それも、施設を守る為にしている事なので、理由が分からない人にとっては怖い思いをさせてしまうかもしれませんね。
1時間のトコもあれば数時間の所も
そんな立哨業務ですが、しらない人からするとやはりどれもみな同じ様な業務だと思ってしまうのかもしれません。
しかし実際は、立哨しているその場所によって警備員が気にしている所が違うのです。
そしてその立哨ですが、その場で立っている時間というのも現場によって大きく異なります。
施設の出入り口で立っている場合は、開店時間のごく短い間であったり、もしくは朝の時間の1時間だけ、など比較的短い立哨になりますが、出入管理業務での立哨となると話は別です。
出入管理業務での立哨は、施設が人の出入りを受け付けている時間帯になるので、朝から晩までとなります。
そうなると、この受付場では、警備員が交代で受付場で立哨する事となります。
これも1時間で交代したり、現場によっては4~5時間立ちっ放しな所もあるかもしれません。
1時間で交代できる現場は良いですが、これがもし環境の悪い受付場で4時間も立ちっ放しとなると、これはもはや外で立ちっ放しの仕事をしている交通誘導警備員さんと同じとも言えます。
環境の良い場所での立哨業務なら、多少長くても我慢できますが、室内にも拘らず夏暑くて冬寒い場所での長時間の立哨となると、それはキツイものとなります。
施設警備員の立哨業務といっても、場所や時間などを確認しておかないと、とんでもない辛い業務かもしれない、という事を理解しておく必要がありますね。