警備員の中でも施設警備員という主に屋内で仕事をしている警備員。彼らは現場で勤務中にどの様な仕事をしていて、その中でも一番時間をかけている業務とはどんな仕事なのか。どこの現場でもほぼ同じような仕事をしていますが、仕事の内訳で一番時間をかけている業務は大体同じだと思います。
出入管理業務が一番長い
施設警備員として長らく働いてきましたが、どこの現場でも出入管理業務が一番長い時間業務に携わっていると思います。
ヒマな現場でも忙しい現場でも、必ず受付場というものは有り、関係者専用の受付だったり、施設の来訪者全ての受付、または来客専用の受付など業態差は様々ですが、施設警備員として一番業務時間として長いのは受付業務だと思います。
出入管理業務は、営業時間中のみの現場や、時間外の夜間でも受付だけは24時間対応している様な所もあり、業務の中でも一番対応している時間が長かったりします。
現場によっては24時間体制で受付をしている所の場合は、交代で業務をしています。
施設警備員の業務で代表的なものに巡回も有りますが、これは限られた時間帯の場合も多く、有名な業務ですが出入管理業務よりは短時間で終わります。
巡回は限られた時間だがハード
警備員の巡回という名が業務時間中で見ても短い割には有名な理由の一つに
「キツくてハード」
という点だと思います。
巡回は昼間に行うものと夜間に行うものがありますが、有名なのは昼間に行う巡回よりも夜間に行う巡回の方だと思います。
夜間に行う巡回は1時間から数時間にわたり行う場合が多いですが、この数時間の間にかなりの距離を歩いたり、かがんだり覗き込んだりと動作が多い為に、キツイという話が知れ渡り、例え24時間の勤務のうち数時間の業務だとしても名前が上がるのだと思います。
たった数時間の業務でも、現場によっては夏場であればびっしょり汗を掻く事もあるので、配属先によってはハズレを引いたと感じる人も少なくありません。
反面、出入管理業務では座哨で行うところもあり、業務時間は長くてもそれほど苦になる事も少ないので、24時間中一番長時間の業務だとしても、それほどきついというイメージが無いのだと思います。
施設警備員の業務はどこも似た様なもの
出入管理業務と巡回業務、施設警備員として重要な業務ですが、これ以外にも毎日行っている業務は沢山あります。
施設内の鍵の貸出しや、拾得物の管理、建物の開店や閉店の業務、不審者や不審車両などの警戒、挙げたらキリがありません。
これらは配属先の現場によって、あったり無かったりしますが、出入管理業務や巡回業務というものは殆どの施設にあると思って良いと思います。
よほどスポットの警戒業務や受付のみの契約など、施設を24時間体制の契約で管理を任されていない場合は限られた箇所の警備業務かもしれません。
しかし、大抵の施設警備の契約は全ての管理を任される事が多いので、受付も巡回も行う事になるかと思います。
そんな時に、出入管理業務というものは多くの警備業務の中でも一番長時間係る事になると思うので、施設警備員として受付に関わる対応はしっかり身に付けておく事が重要だと思います。