警備員がスマホの充電で電気を盗む

ここでもよく話題に上がりますが、警備員が勤務する施設でスマホを充電する問題です。これは現場ごとで規則が変わると思いますが、警備室や防災センター内で個人のスマホの充電をすると電気を盗む行為に当たるのかという事です。

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職場でのスマホの充電

私が今まで経験してきた現場では、すべてスマホの充電は暗黙の了解で充電していました。

 

暗黙の了解と云いますが、別にクライアントに「個人のスマホを充電しても良いか」という具体的な確認をした訳でもありません。

始めて警備の仕事をした商業施設では、先輩警備員や隊長などが個人のスマホを充電しているのを見て

 

「あ、充電しても良いんだ」

 

と理解し、自分たちも充電していた感じです。

直接クライアントの従業員の目に付く場所ではないので、当時本当に許可されていたかは分かりません。

これはどこの現場でも似たようなものかもしれませんね。

 

今の現場では、受付が警備員以外の人の目に付きやすいので堂々と充電する事は不可能です。

だからと云ってクライアントに「スマホを充電しても良いですか」とは聞けません。

やはり、個人使用の電子機器類を職場で充電する事について、簡単に許可されないだろうな、という認識があるからです。

 

もし充電の許可が出なかった後で、受付で充電している所を見つかりでもしたら「ダメといわれた」のに使った事に関してお咎めを受けそうなので聞く事が出来ません。

まあ、聞いても聞かなくてもダメなのであれば同じ事ですがね。

 

そうはいっても、クライアントの従業員の方々は個人のスマホを自分のデスクでちゃっかり充電していますが・・。

現場のルールがあるのか確認

警備員が勤務先の現場で、個人のスマホを充電しても良いかどうかという事は、現場次第だともいます。

現場によっては、簡単に許可してくれる所もあれば「自分たち従業員は良いが、警備員はダメ」なんて意地悪な事をいう所もあるでしょう。

 

どれだけ許可を出してくれるクライアントと良好な関係が取れているかにもよるでしょう。

現場によっては、警備会社とクライアントと仲が良くない所もあり、今回の充電の許可以外にも業務に関する事で嫌味を言われたり、警備員の仕事に細かくダメ出しをしてくる担当もいます。

そんな現場では充電の許可なんて問題以上に、仕事がやりづらいという事の方が大問題ですね。

 

今の所、私が経験してきた現場では許可の確認はしていませんが、恐らく使用の確認をしても許可されるであろうと思います。

いくら個人のスマホとはいえ、緊急時にスマホを使わざるを得ない時もあり、その事を説明すれば、クライアント側もダメとは言い切れないでしょう。

そもそも仕事でスマホが必要なのか

個人のスマホがそもそも仕事で必要なのかどうか。

これに尽きると思います。

 

警備員は通常、離れた隊員との連絡に無線機を使用しています。

仕事中は無線機を携帯しているので、業務上で何か連絡を取りたければ無線機を使えば良いのです。

そんな環境下で個人のスマホを使って連絡を取る必要はありません。

 

もし、クライアントにこの事を指摘されたら個人のスマホを充電する事はあきらめた方が良いでしょう。

それだけ警備員に施設の電気を使わせたくない、という事です。

 

しかし、そんな事を言われても実はまだチャンスはあります。

経験者の方は分かると思いますが、無線機では電波の届きにくいエリアがあったりするのです。

全ての現場がそうとは限りませんが、広い施設ほど無線機の電波の穴があったりします。

もし、その無線の届きにくいエリアで緊急事案などが発生したら無線機の使えない状況下では自分のスマホを使用するしかありません。

 

現場によってはそれをはじめから考慮して、巡回時でも個人のスマホを携帯させている所もあるのです。

この様な現場では個人のスマホも仕事上必要なものに当たるので、クライアントに確認しても容易に許可されます。

 

現場によって個人のスマホを充電したらクライアントから「電気を盗む行為だ」と言われる可能性もあります。

警備員の信用を落とす行為にもなりえるので、確認もせず堂々と勝手に充電をするのは遠慮した方が良いでしょう。

クライアントからどんな回答が返ってくるか分かりませんが、まずは仕事で必要かどうか、仕事に関係ないが充電しても良いか、という事を聞いてからにしましょう。

 

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