警備業界に限った事ではないですが、仕事の合間に飲み薬を常用している人がいます。警備員には何かしらの病気をの為、薬を飲んでいる人が多いです。これは高齢だからというだけが理由ではないのです。仕事中に薬を飲む事で、業務に支障が出る事もあるのです。
薬を常用している警備員は多い
警備員には薬を飲んでいる人が多い気がします。
今まで経験してきた仕事と比較しても、割合が多いと思います。
それは主に、高齢の警備員が多いというのも理由の一つでしょう。
人は歳を取ると、体のあちこちにガタが来て、薬に頼らざるを得ない事があります。
血圧の薬や、糖尿病の薬などが代表例でしょうか。
周りの高齢の警備員さんも、ほぼ全員が何かしらの薬を常用しています。
他の企業では、定年を超えてまで職場にいるような人も少ないので、それほど多くは見かけないのかもしれませんが、警備業界ではむしろ定年を超えてからの人が多くを占めているので、薬を常用している人はまわりに普通にいます。
副作用で仮眠から起きてこなかった警備員
薬を飲むのが、何も高齢の警備員だけとは限りません。
過去に一緒に働いた若い警備員も、薬を常用している隊員さんでした。
その若い警備員さんは、体の不調というよりは心の病気で薬を飲んでいました。
精神的な不安定さから、毎日薬を飲んでいたようです。
どんな薬もそうですが、副作用というものは付きものです。
気持ちが悪くなったり、頭痛がしたり人によって様々でしょう。
しかし、この隊員さんの飲んでいる薬の副作用はどうやら強い眠気であったようです。
それとなく聞いた話ですが、ただでさえ短い仮眠時間では寝つきも悪く、やっと寝れたと思ったらもう起きる時間。
これを打開しようと、仮眠前に薬を飲む。
そうする事で、横になってからすぐに入眠できると、毎回仮眠前に薬を飲んでいたそうです。
しかし、薬が強いのか仮眠明けになっても、今度は自力で起きる事が出来ませんでした。
現場によりますが、仮眠者を「起こすのが当たり前」になっている所もあれば「自分で起床する」ところもあり、起きてこない場合は相勤者に迷惑をかける事になります。
まあ、自力で起きる事になっている現場も、最終的には相勤者が起こしてくれますが、起こされた方は申し訳ない気持ちになりますね。
そんなである日、仮眠明けになってもやはり起きてこないので、起床してから彼がやるべき仕事を私が代わりに全て行いました。
毎回、彼を起こすのが面倒になって相勤者の人も「そのままにしておけば良いよ」と本来、彼が起きてくれば待機時間に入れたはずなのに、それを返上してくれたのです。
体も大事だが仕事に影響が有り過ぎるのも厄介
自分の体が他の人と違い、薬に頼らなければならないのは仕方のない事です。
同僚もその事情を理解して、お互い協力し合えるのが理想でしょう。
しかし、人によっては相手に頼りっぱなしで、何も協力関係にない状況では誰も助けようとは思いません。
自分が通院の為に欠勤した時は誰かが出勤しているのに、誰かが通院の為に休もうとしても交代しない、というのは我がままに過ぎませんよね。
そして薬の影響が酷く出るのであれば、それを毎回フォローしてくれる仲間に感謝をするのは当然の事です。
それをどんな形で返すのかは、相手によってまた様々です。
警備業界は薬を飲んでいる人が多いので、この様な通院や薬でのトラブルも意外とあります。
お互い様である事も多いですが、感謝の気持ちも忘れてはいけません。