警備員のマスクについて以前にもお話した事がありますが、警備員のするマスクに色の理想はあるのでしょうか。黒や青だと不真面目に見える、マスクの色で警備員らしくないなんて言われても困りますよね。
警備員は清廉潔白
警備員は心や行いがキレイで正しく、やましい所が無い・・いわゆる清廉潔白であれ、というイメージがあります。
まあ、それに越した事は無いのですが、その看板を背負う為に
マスクは白でなければならない
というのは何か違う気がしませんか。
今世の中のお仕事をされている方は、ほとんどマスクを着用しています。どんな仕事の人でも仕事中は着用してる事でしょう。
そのマスクですが、会社から「仕事中は白色のマスク」という色指定までされているお仕事はごく限られていると思います。
私の知る周りの警備の現場では、この色指定でした。
まあ、そうでない現場もあったので全ての現場ではありませんが。
しかし、警備業を行うにあたって「警備員は白色のマスク」である必要は必ずしもないともいます。
見た目が白だと真面目そうに見える
これだと色のついたほかの業種の人が不真面目なのかと、言いたくなりますよね。
決して色のついたマスクをしてるから、みな不真面目だというわけはありません。
黒から白を強要するのか
警備員は白色のマスクをしないと不真面目に見えるから、白色のマスクを付けて下さい。
こんな事を言われた現場ありませんか。
私の周りでは、実際にあった話です。
一昔前なら、色のついたマスクに偏見を持つ人もいたでしょうが、今や世界中の人がマスクをつける機会に遭遇し、それにならって色のついた、いわばファッション化したようなマスクも出回る様になりました。
もしかしたら、マスク業界の人はこれまでにない、好景気なのでしょうか。
そんなマスクの多様性なご時世にもかかわらず、警備員のマスクは白・・
なんて
「中学生は丸坊主」
と同じような印象を受けました。今時そんな事いうの?と驚いたものです。
どうせ年配の役職の人が、中学生は丸坊主、と同じような感覚で「警備員は白」なんて言い出した事なんでしょ、と。
若いクライアントの従業員の人に聞いたら、警備員は白なんていう偏見な意見は絶対に出てきそうにないですからね。
そういう従業員の人は、女性も含めてカラフルなマスクをつけていて、年配の頭の固そうな人ほど頑なに白色のマスクをつけている印象ですよね。
まあ、クライアントの言う事なので「白」といわれればそれに従うしかないわけで、今の現場がそんな固い人たちでなくて良かったと思っています。
結局はクライアント次第
今の現場では、マスクは白にしてください・・なんていう指示は来ていません。
それでもうちの隊員さんたちは、自発的に白色のマスクを着用して勤務しています。
特に私が全員に「白」と伝えたわけでもなく、です。
恐らくみんな、心のどこかで「警備員は白マスクでしょ」という先入観を持ってしまっているのかもしれません。
みな、どこかで警備員は白というクライアントからの無言の圧力を感じているのでしょうか。
万が一、誰かが色のついたマスクを着用した時に「白」と決定づけられてしまうのが怖いのかもしれません。
今の所、白色のマスクをつけていますが、ここのクライアントの従業員の方なら、警備員が何色のマスクをつけても何も言われないと思います。
マスクの色で職業を決めつけるような堅苦しい人たちではないと感じている為です。
警備員のマスクの色を左右するのはクライアントですが、当たり外れで厳しい現場もあるという事を理解しておく必要があります。