施設警備員の主な業務として、出入管理業務と巡回業務があります。これらはどこの施設警備の現場で仕事をしても業務としてあると思って良いでしょう。そんな施設警備業務ですが、施設内の巡回に関して言うと現場のポストによっては巡回業務をしない警備員さんもいたりします。また、長年警備員として働いて生きても、巡回のポストが無ければ過去一度も巡回をした事が無い、という人も存在するのです。
施設警備の巡回と出入管理
施設警備の代表的な業務に、出入管理業務と巡回業務というものがあります。
これは普通の施設警備の現場であれば、業務として警備員が実施しています。
まあ、現場によっては巡回が一切なく、来訪者の対応でもある出入管理業務だけしか業務が無い、なんて云う所もあったりしますが、今回は巡回もあれば出入管理業務もある現場での、警備員さんのお話になります。
施設警備員として巡回と出入管理というのは、どこの現場で仕事をしても経験している警備員さんは多いと思います。
施設によってそれ以外の業務は、現場ごとで異なり、警備員が拾得物の対応を全て管理していたり、施設内の鍵の管理をしたり、またショッピングセンターのカートの片付けなどをしたりと様々です。
そんな施設警備員の巡回業務ですが、その施設の勤務のポストによっては巡回業務をしない警備員さんもいたりするのです。
ポストによっては巡回業務をしない
施設として巡回という業務を警備員に任せている現場があったとしても、その施設に勤務している警備員が、全員巡回業務をしているわけではありません。
警備員は一人一人にポストが割り当てられており、そのポストによっては巡回業務が無いポストもあります。
その施設では昼間の時間帯は巡回業務は無く、夜間のみの巡回があるのです。
その場合、日勤の警備員さんは夜間は仕事をしていないので、巡回をした事が無い、という事になるのです。
警備会社や現場にもよりますが、ポストは一度決まったらずっとそのポストのみの仕事をするので、その現場では日勤の警備員さんはずっと日勤で夜勤の警備員さんがする巡回業務は未経験なのです。
以前の現場では、よほどすべてのポストを全ての警備員さんでローテーションしていたので、誰でもどの業務が出来る、という状態でしたが現場が変わればポストが固定されている、なんて所もあるという事です。
一つのポストをするという事は、その業務を極められるというメリットもありますが、逆にいうと警備員に何かトラブルがあった時に、他のポストの仕事が出来ない、というデメリットもあります。
個人的には、全てのポストの仕事をするのが良いと思いますが、個人の都合などで日勤しか仕事に入る事が出来ない、なんていう人もいるので仕方が無い場合もありますね。
警備歴が長くても巡回経験なし
日勤の仕事しか経験が無く、巡回のある夜勤の仕事をしない、という警備員さんは、警備員として長年仕事をしてきた人ですが、そんな人でも特定の仕事しかしていないので、巡回の経験がないのです。
長年、警備員の経験があるのに巡回業務をした事が無い、なんていう人は意外と多かったりするかもしれません。
昼間しか仕事が出来ないと個人の都合で仕事をしている人は結構おり、その施設では巡回は夜間しかない、となるとたとえ20年の警備歴があっても巡回経験が一切ない、という警備員さんになってしまうのです。
これは個人的な理由なのでどうしようもない事なのですが、せっかく警備員として働いているのに色々経験できないのは勿体ないという思いですね。
警備員歴が長い、という事はさぞいろいろな経験をされているのだろうな、と思うかもしれませんが、実は〇〇の業務は一度もした事が無い、なんて言われたら言葉の返しようもありませんし、言う方も話しづらい事でしょう。
会社から配属を命じられてその現場で働いているので、難しいかもしれませんが、できれば色々な業務を経験させてくれる現場で働いた方が、警備員として成長できるかもしれませんね。