施設警備員の出入管理業務で座哨での受付は、机を挟んで対応するので来訪者から手元が見えない場合が多いです。その為、手元でスマホを置いていても気づかれない事があります。しかし手元が見えない事をいい事に、待ちの時にスマホで遊んでいて下を見続けていると、来訪者が来た事にも気づかず、結果スマホで遊んでいたと見つかり大変な事になると分かっていないのでしょうか。
座哨での業務はヒマつぶしが出来る
施設警備の出入管理の受付は、立哨での受付と座哨での受付があります。
私はこのどちらの出入管理の受付も経験していますが、断然座哨での受付の方が楽だと言えるでしょう。
座哨での受付は、大抵机を挟んで座って来訪者を迎え入れ、また警備員側の机の手元は見えない場合が多いです。
立哨での受付は立った状態で事務机などを挟んで受付けをする事になりますが、その場合警備員は来訪者から見て全身が丸見えな状態です。
そんな立哨とは違い座哨では相手から手元が見えない場合が多いので、来訪者のいない待ちな状態の時には、ヒマつぶしが出来ない事もありません。
この場合の暇つぶしはなにもスマホだけでなく、本を読んだり資格の勉強に勤しむ警備員も居たりと様々です。
施設警備員の出入管理の受付時は、いくらヒマであっても業務中であるので、いくら資格の勉強で業務に関係がありそうな事であったとしても、出入管理業務に集中するべきだ、と建前でもそう言っておきます。
ある程度は本人の良心次第
今の現場は座哨での出入管理ですが、基本一人での受付配置なので警備員1人1人が出入管理中に何をしているのかはカメラで監視でもしない限り知り得ません。
現場の規則でも「出入管理業務中に業務以外の行為禁止」と指導していますが、これはメンバーが出入管理業務中に業務以外の事をするのが分かっているから
「隊長としてはもう注意はしましたよ」
というアピールでもあるのです。
この指導がしてあるにもかかわらず、出入管理業務中に仕事以外の事をして、万が一クライアントや来訪者に知れ、警備会社にクレームとして報告が上がってもあなた個人の責任です、と宣言しているのです。
この宣言をちゃんと受け止めている警備員さんが全員に伝わっているかどうかは分かりません。
しかし、恐らく数人の警備員さんは理解していないと思われます。
一応、現場としては「絶対にダメ」だとか「座哨時は持ち込み禁止」とまでしていない時点で、個人一人一人が受付の周りの状況を見て「仕事に支障のない程度なら許可」と云っているのと同じだというのに、その限度が分からない警備員が居るのです。
守れない者は出禁の結末
仕事中にスマホで遊んでいたらどうなるのか。
こんな単純な事も分からない警備員がいるという事が理解できません。
会社からも、現場の隊長からも一応「ダメ」と言われているのに、また性善説に則った無言の許可が出ているのに、それを無駄にするような行為。
来訪者が受付場に向かってきているのに、机の手元にあるスマホに夢中になって下を見ている警備員を見た時は
「ああ、コイツは何も理解していなかったか」
と落胆しました。
正式に許可している訳でもないのに、受付の状況を見て支障が無い様にスマホをいじるのならともかく、人の接近に気付かないほどスマホに夢中になっていてはそのうち、警備員がスマホで遊んでいるというクレームが入ってもおかしくないでしょう。
他の警備員さんは殆ど、出入管理業務中に〇〇をしているという素振りは見かけません。
勤務中、仕事以外の事を一切していないか若しくは、周りの状況を確認したうえでメリハリを付けているのかもしれません。
この使い分けが上手く出来ず、来客に気付かずスマホに夢中になって
「あの警備員いつも下ばかり見ている」
または手元にスマホが置いてあるのがバレバレで隠そうともしないので
「お前仕事中に堂々とスマホで遊んでいるんじゃない」
と来訪者かクライアントにいつか見つかるかもしれません。
こういう警備員は、自分がいつかスマホで遊んでいるのが見つかって、現場から外されるかもしれない、という危機感が無いのでしょうか。
こういう警備員がいると現場での必要のない規則が増えてしまい、働きにくい環境になってしまうのです。