商業施設で勤務していた頃、高齢警備員さんがいましたが、そこで働くテナントの女性スタッフの受けが良かったのを覚えています。もともとその高齢警備員さんが人当たりが良かったのと、異性の対象から外れている為に「お爺ちゃんなら」という事で接しやすいという理由からかもしれません。
商業施設は女性スタッフが多い
施設警備の現場をいろいろ経験してきて、商業施設は女性スタッフが多いという事が分かりました。
所業施設ではアパレル関係のテナントも多く、そこで働くスタッフに女性が多くなるのが理由です。
しかも、他のテナントでもアルバイトが多く、全体として年齢も若年層が多いです。
まあ、来店客の多くは高齢者でそれを接客するのが若いスタッフ、というなかなか面白い構図ですね。
他の施設警備の現場では、商業施設と比べると年齢層もずっと上ですし男女比も同じくらい、もしくは男性の方が多い所さえあります。
そう考えると、商業施設は若々しくて元気がある現場、という様な印象さえ受けます。
そんな現場にいる警備員さんが高齢者の場合、周りから見ると頼りがいのある大人に見えるのかもしれません。
若い警備員より高齢警備員の方が話しやすい
職場の多くが20歳代の従業員が多い中、警備員で高齢者の人がいると「頼りがいのある人」と見えるのかもしれません。
それがどんなに警備員としてポンコツな人であってもそう見えるのでしょうか。
私が勤務していた商業施設に70歳近い高齢の警備員さんがいました。
この高齢の警備員さんは、そこで勤務しているテナントの女性スタッフの受けが良かった記憶があります。
出入管理で彼が立哨していると、そこを通りかかった女性スタッフが気さくに話しかけていました。
「ああ、あの高齢警備員さん他の警備員よりも受けが良いのかな」
と思ったものです。
まあ、確かに他の隊員の面倒見も良いし、会話も落ち着いていて、よく見る高齢のポンコツ警備員とは違います。
警備員としての知識も経験もあり、警備員になる前もきっと良い仕事をしてきたのだろうなと思わせるほどです。
そんな人なので、女性スタッフも話し掛けやすいのだと思います。
そこの現場では私を含め若い警備員もいましたが、その若い警備員が話し掛けると、女性スタッフが一歩引いてしまう様でした。
こちらは何も意識していないのですが、何となく警戒されている様な印象を受けました。
まあ、これはちょっと悲しい事ですよね。
そう考えると、高齢者が話し掛けると警戒心が薄いのか気軽に話す事が出来るようです。
だからと言って勘違いしない様に
過去の現場でも高齢者の警備員がいましたが、商業施設の現場にいた高齢の警備員さんとは違い、印象は良くありませんでした。
高齢だからと言ってすべての高齢警備員が好印象とは限りません。
この高齢警備員は、出入管理中に通り過ぎる女性従業員をずっと目で追っているような警備員でした。
自分では気づいて居ないのかもしれませんが、他の人から見ると女性を見続けているのが丸分かりです。
そんな高齢警備員は、女性スタッフから気さくに話しかけられる事は絶対にありません。
こういう警備員の行動は全て見透かされており、、彼に話しかける様な人は居ませんでした。
この様に、全ての高齢警備員が女性スタッフに好かれる、という事はありません。
日頃からの立ち振る舞いや話し方、警備員として業務中の態度などあらゆる行動を見られたうえで好かれるか嫌がられるか分かれるのです。
別に女性スタッフに好かれろ、と言いたいのではありません。
警備員として毅然とした態度を取り、また従業員の事を思って行動していれば、高齢でも若くても相手は認めてくれます。
日頃から真面目に勤務していれば、相手もそれに応えてくれるものだと信じています。