現場の隊員さんと雑談をしていた時のお話。出入管理をしていた時に、受付前を通った女性従業員から話しかけられた、と。その時に自分に好意があるから話しかけてきたのだと。いや、それはただ同僚として普通に話をしてきただけで、別に相手は何とも思っていないはずです。
警備員は勘違いしやすいのか
先日、雑談中にある隊員さんが出入管理をしていたら女性従業員に逆ナンされたと喜んでいました。
話をよくよく聞いたところ、それは逆ナンではなくただすれ違いざまの日常的な会話に過ぎない事が分かりました。
施設警備員をしていて出入管理をしていると、男性に限らず女性とも会話をする機会は多々あります。
その時に、コミニュケーションがあまりうまくない警備員さんだと相手が掛けてきた言葉に対して勘違いをしてしまうのかもしれないと感じました。
警備員になる様な人の中には、人と接するのが苦手な人がいたりします。
そんな人が、小綺麗にしているテナントの女性従業員の人に声を掛けられたらそういった勘違いも起こるのかもしれません。
警備業に限らず、そういった勘違いがエスカレートしてストーカーなどの事件性のある問題に発展するのかもしれません。
高齢者警備員も勘違いしやすい
この問題は何も、適正年齢の若い人に限った問題ではなく、高齢警備員にも十分あり得る事です。
私がいた現場でも高齢警備員の女性従業員に対して、勘違いしているような行動が実際にありました。
ある高齢警備員がする会話の中で、一人の女性従業員がよく登場する事に気がつきました。
そんな話の一つに、その女性従業員が昔、警備員に対してバレンタインのチョコレートをくれたことを自慢していたのです。
確認はしていませんが、恐らく着任当初という事もあり職場の習慣を良く分かっておらず、挨拶も兼ねて持って来た義理チョコだと思います。
確認したら翌年からそれ以降、一切持ってこなかったようなので、恐らく推測通りなのかもしれません。
そしてある日、その女性従業員が警備室前を通る時に、その高齢警備員が女性従業員が警備室前を通り過ぎる時に、わざと視界に入る様に出てきて挨拶をし、さらにその後姿をじっと見送り続けているではありませんか・・。
「うわ、年甲斐もなくキモい事してる」
と、その行動を初めて見た時思いました。
相手の女性従業員はその行動に気がついているかどうかは分かりませんが、ぱっと見警備員に余り関わりたくない様な態度と目つきに見えました。
あれはもしかしたら、高齢警備員の行動に気がついてたのかも知れませんね。
そんな高齢者でも、警備員の仕事をしていると勘違いを起こしてしまう様な気を起こさせてしまうのです。
というのも、出入管理をしていると相手が警備員に対して下手に出てきている様な接し方をされる方が多いからだと思います。
警備員は警察官でもなければ、警察官の様な権限は何一つ持っていません。
一般の人はそういった事をいまだに混同してしまう様で、若い女性だと相手の警備員が男性な事もあり、余計に下手な対応になるのが原因かもしれません。
それをバカな警備員が勘違いして・・
なので、こういった問題は年齢関係なく社交辞令な対応を「好意」と勘違いするある一定の勘違い警備員がやらかす問題なのです。
所詮仕事上の付き合いと気づけ
人は、人との付き合いを円滑にしたいと思うのは当然の事です。
それが、底辺な警備員に対してもです。
自分が勤務する職場の受付に居る警備員に対してならなおさらです。
自分の職場を守ってくれる警備員に対して、イヤな思いをさせたら何をされるかわからない・・
そんな不安があるので、警備員に対しても笑顔を見せるし、会話もする・・
なんて涙ぐましい事でしょうか。
警備員は従業員の方にどんな対応をされても、そんな仕返しをする様な事は絶対にしません。
少なくとも普通の警備員は・・。
まあ、中には警備員に対して初めから見向きもしなければ挨拶もしてくれない、という強気な女性もいますが、その方が逆に警備員の目に留まりますし、業務上何とかして挨拶を返してくれるように努力しようとする変な意識が生まれる警備員もいます、そう私の様に・・。
警備員を避けようとして、逆に警戒されるパターンですよね。
今回の隊員さんには、相手がしてくる挨拶や会話は警備員に対して何の意識も無ければただの社交辞令の様なものだから絶対に勘違いするな、と釘を刺しておきました。
まだ若い隊員なので、その先が絶対にないとは言い切れません。
しかし、そんなかすかな望みを抱いた為に、人生を台無しにするリスクの方が大きすぎるから気を付けろ、と注意はしました。
ここの現場では、普通の警備員や高齢な警備員さんは、そういった素敵な発展をする出来事はそうそうあるはずがないので、間違っても勘違いしない様にして欲しいものです。