警備会社にもよりますが、施設警備員として勤務する時に履く靴は革靴です。これは会社が用意してくれる所や自分で用意する所など様々だと思いますが、一番重要なのは自分の足に合っていないと痛い目に合う、という事です。これは言葉通り本当に足が痛くなり仕事にならなくなる事もあるので、良く選んで用意する様にしましょう。
施設警備員の履く靴は革靴である
施設警備員の制服の一部でもある靴。
多くの施設警備の現場では革靴を履くようになっている事と思いますが、これは見た目重視の為に革靴になったのではないかと思います。
施設警備の多くの現場は施設の建物内の勤務である事が多いです。
その施設で働く多くの従業員もまた革靴で勤務している事が多く、その施設で働く施設警備員も同じ様なスタイルで働くのが普通でしょう。
もっとも建物内での勤務なので、革靴という選択は特に違和感はありません。
そう、普通の事務作業として働く分には問題ないのですが・・・。
立ちっ放しや歩きっぱなしに革靴はキツイ
施設警備員の主な業務と言えば、立哨や巡回がメインです。
いくら建物内の仕事とはいえ、施設警備員で事務作業という業務に割り当てられている時間はそう多くはありません。
殆どの時間は立ちっ放しか、歩きっぱなしな仕事ばかりです。
この立ちっ放しや歩きっぱなし、という業務で革靴というスタイルは、靴として失敗だと思います。
長時間立ちっ放しの状態で、革靴の様な底の部分が固い素材の靴を履いていると、1時間もしないうちに足が痛くなってきます。
工場勤務経験の方ならお判りかと思いますが、同じ場所で固い靴や硬い床面でずっと立っていると足が痛くなります。
また、施設警備員は巡回という長時間歩きっぱなしな業務があります。
長時間歩いていると靴擦れになる事があります。
革靴を履いて長時間歩くという、営業職の人がいますが、彼らは自分の足に合った長時間でも歩けるような靴を履いています。
しかし、施設警備員として履いている革靴は「長時間歩いても大丈夫」という観点で用意した靴ではないでしょう。
多くの警備員さんは革靴を買う時、「安い」という所からスタートして用意している事と思います。
これでは自分の足の事よりも、財布を優先した革靴を選んでいる事だと思います。
どのくらいの期間履き続けるのか分かりませんが、多少高くても長時間の巡回や、長時間の立哨に耐えられる、そして自分の足に合った革靴を選ぶようにしないと足を痛める事になるでしょう。
見た目よりも機能性でジョギングシューズ
長時間立ちっ放しや、長時間歩きっぱなしという環境に合った靴と言えば、ジョギングシューズが一番だと思います。
しかし、施設警備員は革靴が指定になっている現場が多いので、なかなかジョギングシューズで働く事は難しいと思います。
これがもし施設内の勤務でジョギングシューズが許可されれば、今この瞬間に業務で行っている立哨や、巡回などの足にかかる負担はかなり軽減されると思います。
1日24時間も立ちっ放しや歩きっぱなしの状態であっても、靴一つ変わるだけで仕事が楽になる事でしょう。
以前商業施設で勤務してた時、奇跡的にもジョギングシューズで勤務OKな現場だったのですが「足が痛い」という様な苦痛はそこまで感じませんでした。
しかし、入社したての新人警備員の頃は革靴で勤務していたのですが、それはもう苦痛でした。
先輩警備員から「ジョギングシューズでも良い」という話を聞いてから即、靴を変えたので、革靴とジョギングシューズの違いというものを良く理解できたのです。
もし、あの現場でずっと革靴で勤務し続けていたら、今でも警備員の仕事をしていなかったかもしれません。
まあ、それでも次の現場での勤務は革靴以外禁止でしたので、また足が痛くなるという逆戻りでしたがね。
多くの施設警備の現場は、革靴での勤務だと思います。
革靴は施設警備員の足を守る大切なアイテムです。
半年以上警備員の仕事をするのであるなら、安い靴を買うのではなく多少値が張っても良い靴を買うようにして欲しいです。
自分の体が大切ならば、安い金額で体を守るのではなく、自分の足に合った少しでも足への負担の少ない革靴を選んで欲しいと思います。