警備員は急な欠勤をすると大迷惑になる理由

警備員の仕事を良くわかっていない警備員がいると非常に迷惑な事があります。それは、予定以外の欠勤をすると誰かが代わりに仕事に出なければならなくなる事です。普通の企業なら誰かが突然休んでも、それほど大ごとではないですが、警備業では欠員が出たら、休みのはずだった人が仕事に駆り出される事になるのです。

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警備員は配置人数が絶対

警備業界では、現場で仕事をする時にポスト数というものがあります。

これは契約で、この現場は警備員を〇名配置する事、と契約で決められているのです。

 

その為に、前もって現場に入る警備員さんを勤務表で確保していたり、常駐警備の現場で10人の契約なら10人を確保し、長期間に渡って仕事が与えられています。

1日あたりのポスト数が決められているので、勤務表も誰々さんがこの日にこのポストで仕事、とその人は責任をもってその日の仕事を服務するのです。

 

常駐警備の場合だと、多くの現場が1か月単位で勤務表が出ていると思うので、与えられた日に仕事をし、指定された日が休日となっていると思います。

しかし、その1か月で決められている仕事の日に突然休むとどうなるでしょうか。

予定の無い欠勤は誰かが休み返上になる

1か月の勤務表が出ている中で、突然休もうとするとどうなるかお判りでしょうか。

もともと自分が勤務の日に休むという事は、その日に休みであった人が仕事に出る事になるのです。

 

先ほども話しましたが、警備員はポスト数が決められているので、例えば5ポストあるのをその日だけ4ポストには出来ないのです。

5ポストある所を突然休むという事は、4ポストになってしまうのを防ぐ為に、休みのはずだった誰かが5ポストにする為にカバーしなければならないのです。

 

仕事だった人が突然休むのは何とも思わないかもしれませんが、もともと休みだった人が突然「仕事に出てくれ」と言われたら「ええっ!」となりますよね。

下手をすると24時間勤務を連続して48時間勤務になんてなるかもしれません。

 

本来そうならない様に、前もって勤務表が作られているのにそんな突然勝手に休まれたら、勤務表の意味がありませんよね。

軽い病気で休んでいられない

勤務表が作られているので、自分の勤務日は簡単に休めない、と責任感のある人は普通思いますよね。

しかし、ある意味簡単に休めないと思っている人は、多少の体調不良でも仕事に出てきているのです。

 

ある隊員さんとも話した事がありましたが、38度の熱がある日でも毛布に包まりながら出入管理の仕事をした事があります。

しかし、座哨業務のある暇な現場であったので出来た事であって、忙しい現場ではなかなかそうはいきません。

私はそれでも忙しい商業施設の現場で、具合が悪い日でも「休むまい」として仕事に出ていましたが。

 

やはり、突然休んでしまっては誰かの休みを削るのが申し訳ない、と思って中々休めませんでした。

これがもしインフルエンザだったらそうはいっていられないのですがね。

 

出来れば、軽い体調不良で気軽に休んでほしくはない、と隊長の立場としてはそう思うのですが、後でお互いの休みが調整し合えるような習慣のある現場であるなら、突然の休みでも交代は可能だと思います。

誰もがお互い様、と理解できている隊員さんばかりなら何の問題もないのですがね。

 

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