警備員は特にムキムキな人である必要は無いので、痩せている人でも警備員になる事は出来ます。そして警備員になると食事や間食を取る頻度が増える現場が多く、気が付くと警備員になる前よりも体重が増加し肥満体型になる人も少なくありません。
警備員になるのにムキムキでなくても良い
一般の人が勘違いをするよくある例の一つに
「警備員はガタイが良く何かしら武術の経験者でなければならない」
今では一般の人にも警備員という仕事の理解も増え、誰でもなる事が出来る仕事と知られるようになりましたが、高齢の人に多くは犯罪者を制圧できる様な人でないとできない仕事、と思っている人も多いかもしれません。
実際、若い人よりも体力のない高齢者の人でも大勢、警備員として働いているというのに、警備員とは無関係ない人にとってはそう思われている様ですね。
稀にネットなどの質問で、不審者を制圧できるほどの体力は必要ですか?なんて内容を見かける事もあります。
警備員の仕事を経験した事のある人ならわかっていると思いますが、警備員が不審者と対峙し制圧するなんて場面は殆どありませんし、実際に遭遇しても警察へ通報して距離を取って見守る、という状況になるので、武術も体格もそれほど必要なかったりします。
まあ、それでも武術の経験があったり体格が良いというのは、あるに越した事はないですがね。
それほどムキムキでもなく、またガリガリでもない人が警備員になると、周りの隊員さんを見てきた経験上、体重が増加してしまうようです。
警備員になると太ってしまう理由
警備員の仕事を始めて体重が増えていく、という現象はもしかしたら私の周りの現場に限った事だけなのかもしれないので、参考にならないかもしれませんが
警備員になった何人かの人は、警備員になる以前よりも体重が増加していたそうです。
まあ、私個人としても警備員になってから体重が増加していたので、ある意味実体験な話でもあります。
この警備員になると体重が増加するという現象は、別にその人の食生活が悪い、というだけではなく、職業病と云えるのかもしれません。
警備員の勤務の中で当直勤務という仕事は、非常に少ない仮眠時間しかありません。
睡眠と体重というのは意外と関係がある様で、睡眠時間が少なくなると自律神経に異常をきたし、体重が増えるのだそうです。
警備員に限らず、睡眠の少ない生活を続けていると体重が増えるというわけです。
そして警備員は仕事も生活も睡眠時間が短くなる傾向にあるので、慢性的な睡眠不足の為に太ってしまうようです。
この場合、体重の増加を無くそうと思ったら、十分な睡眠を取るしかないので、仕事を続けるかという選択や、休日にしっかりと睡眠時間を取るなどの改善が必要になります。
仕事を続ける限り、自分の意志に関係なく体重が増えてしまう、という事が嫌な人にとっては困りますね。
更に、警備員として勤務するとどうしても食事の回数が増えてしまう問題もあります。
職場環境に流された者の末路
仕事とはいえ、仮眠時間が少ない事で結果太ってしまうという問題点の他に、長時間の拘束によるストレスと、待機時間が多い事で食べる事に意識が向き、結果太るという行動もあります。
これも仕事による避けがたい問題のひとつです。
今まで一緒に仕事をしてきた警備員さんも、待機時間や夜間の誰も来ない出入管理業務中に、こっそり間食したりジュースを飲み続ける事で体重が増加してしまいました。
自分で自制しようと思えばできる事ですが、仕事をする上でのストレスの結果でもあるので、なかなか改善するのは難しいと思われます。
警備員さんの中には、ちゃんと自制している人もいるので、職場環境による弊害とも言えますし、食べるという欲求に抗えなかった末路とも言えます。
警備員になるのに体格が良い必要もないのですが、警備員になると太ってしまう、という問題の方を何とかして欲しいと思っている人は少なくないのかもしれませんね。