最近ある隊員が出入管理業務中に、居眠りをしているという報告を受けました。この居眠りを眠りをしてたという隊員は、以前にも同じ報告を受けたのですが、ここしばらくはそのような行動は無かったのですが、また居眠りをしていた様です。この現場は来訪者が少ないので、ついウトウトしがちになってしまうのです。
やる気がないのか油断しているのか
先日引継ぎ時に、ある隊員が居眠りしていたという報告を受けました。
居眠りをしていたという隊員は、以前にも居眠りを指摘され社内でもちょっとした問題になった人物です。
その問題になって以降は、特に居眠りに関して指摘される事も無くなったので、本人も気を引き締めていたのだろう、と思っていました。
しかし、以前と同じような「居眠りしていた」という報告がまた上がってきたのです。
ここの現場は出入管理業務を座哨で行い、更に受付に見えるお客様が非常に少ないのです。
座哨中の警備員も何もする事が無く、ただ座っているだけなので、食事休憩を取った後の出入管理業務は油断すると、誰でも危険な業務です。
しかし「寝てはいけない」という強い意志や、仕事に対する責任感などでみな堪えているのです。
そういう意味では、我慢できず居眠りしてしまう様な人は、やる気がないのか油断しているのか、と思われても仕方が無いのです。
新人警備員さんは良く目立つ
その施設である程度の期間勤務していると、その日の人の入りを何となく把握できるようになります。
〇〇時は受付に人が良く来る、など例えヒマな現場でもその唯一人の多い時間帯が分かる様になるのです。
そうなると、人が来る時間帯は絶対に居眠りをしてはいけない、となるのです。
しかし、それ以外では多少気を抜いていてもなんとかなります。
だからと言って、人の来ない時間帯に居眠りして良いという訳ではありません。
人の多い時間帯は特に気を遣う様に、という事です。
人の多い時間帯という事を把握している警備員さんは良いのですが、これが新人の警備員さんの場合はそうはいきません。
新人の警備員さんは、まだその現場に慣れていないので、どの時間帯に人が多く来るのか分かっておらず、ずっと気を張り続けている内に、だんだん気が緩んできていしまいます。
そして、その気が緩んだ時間と、受付にたくさん人が来る時間がぶつかってしまうと、来客者に「警備員が居眠りしていた」と見られてしまうのです。
せっかく、頑張って気を張っていたのに、つい気を緩めた時に運悪くお客様に見られてしまったとなるのです。
その現場に慣れていない新人の警備員さんや、日ごろから自分の現場の出入管理の人の流れなどを気にしていない警備員さんなどは、結果的に目立つような行動を取ってしまっているのです。
見つかったらどれだけマズいのか理解していない
居眠りをするという行為は、自分だけでなく現場にいる警備員さん全体に迷惑が掛かる場合があります。
一人の警備員が居眠りをしていると、クレームが入った場合クライアントは警備会社の信頼を疑う様になります。
「〇〇警備会社さんの警備員は余り質が良くない」
なんて思われてしまってもおかしくないのです。
たった一人の警備員の為に全員が悪く思われてしまうのです。
もしかしたら最悪契約にも影響が出るかもしれません。
仕事中に居眠りをしてしまう、という気持ちは自分もずっと現場で働いてきているので良く分かります。
自分でも、出入管理業務中に睡魔に襲われる事は度々あります。
しかし、そのついうっかり居眠りをしてしまった時に、お客様やクライアントに見られクレームが入り最悪、警備会社が契約を切られるなんて事になったら、と考えたらとても居眠りなんてできません。
もし居眠りしそうになったら、座哨からその場で立ち上がり眠気を覚ます様な行動を取ります。
今の現場でもそうですが、これが出来る人とそうでない人が居るようです。
恐らくその差は、居眠りに関してどれだけその行為をする事による危機感があるかどうか、という事なのではないでしょうか。
どこの現場でも同じですが、警備員が居眠りをするという事は防犯面において完全に仕事を放棄している事と同じなので、十分気を付けて欲しいですね。