警備員は高齢者の人も多くなり、平均年齢の高い職業です。そんな高齢の警備員さんですが、今では普通にフル出勤で働く高齢の警備員さんも多くなりました。一昔前は、こづかい稼ぎや年金の足しに、という人が多かったですが、周りの高齢の警備員さんを見ると、若い警備員と同じ勤務日数で働いているのです。
高齢者もバリバリ働いて稼ぐ
周りの高齢の警備員さんを見ていると、他の若い警備員と同じくらいの勤務日数で働いています。
1か月で20日以上出勤して働いているのです。
70歳も近い様な高齢の警備員さんが毎日出勤してきているのは、異常なのかそれとも普通の事なのでしょうか。
70歳ともなれば悠々自適な生活を送っているイメージがありますが、私の周りで働いている高齢の警備員さん達は、会社から仕事を割り当てられて嫌がりもせず、ちゃんと仕事を受けているのです。
世の中の全てのお年寄りや、他所の警備会社で働く高齢警備員さんが毎日働いているわけではないと思いますが、毎日高齢の警備員さんが出勤しているのを見ると、それほど仕事をしないと生活できないのかな、とも思ってしまいます。
人手不足と自分の生活の為に
高齢者の人が貰える年金は、人によって金額は異なります
自分自身まだ年金を貰っていない年齢なので、詳しい事は分かりませんが、人によっては年金だけでは生活していくのは難しいようです。
その為、年金の少ない人はそれこそ若い警備員さんたちと同じ位の勤務日数でも、文句も言わずに働いているのかもしれません。
自分の生活が苦しい為に、会社員であった当時と変わらない働き方を、定年を超えた今でも止める事が出来ないという事です。
これがもし1日当たりの給料が、今の倍くらいあればフル出勤で仕事をしなくても、もう少し楽な生活が出来るというのに。
警備員の給料はほぼ最低賃金で計算されている会社が多いので、出勤日数を増やして生活できる金額を稼ぐしかないのです。
そして自分の生活が理由なのとは別に、人手が足りないから勤務日数が多いという高齢の警備員さんもいます。
警備業界は人手不足な為に、本来なら5人で仕事を分担する所を4人で回そうとする為、もっと休みが多くなるはずが、無理な勤務日数になってしまうパターンです。
これは何も高齢の警備員さんに限った事ではなく、全ての警備員が犠牲になり得る問題です。
人が足りない為に、会社の責任を現場の警備員さんが肩代わりしている状態です。
求人で人が来ないから、と現場の警備員に無理をさせている状況は次に辞めてしまう警備員さんが生まれる原因にもなるので危険です。
こればかりは会社が何とかしないといけない問題ですね。
無理しすぎて体を壊しかねない
年金が足りないからと、また足りない人材を誰かがカバーしないといけないなどといった理由で、定年後も定年前と変わらない働き方を続けている高齢警備員さんもいます。
生活の為、また仕事に対する責任感からハードな働き方を続けているといつか体を壊してしまうかもしれません。
若い時はそのような働き方をしても疲れるだけで済むかもしれませんが、高齢になってからは若い時と同じ様な働き方をすると、体調を崩してしまうかもしれません。
今は警備業界には高齢の警備員さんが大勢活躍しています。
しかし現場によっては人員が満足に配置されていない為に、現場の警備員さんに無理強いさせている警備会社も少なくありません。
自分の生活の為に働いている、という建前があるのでまだ良いですが、警備業界は若い警備員もそうですが、現場の警備員さんに無理をさせ過ぎだと思います。