施設警備員は建物内の巡回をする事があります。その時、室内だけでなく建物の外回りも巡回したりしますが、その時にゴミが落ちていたり不法投棄されたものを見つけた時はゴミ箱へ捨てたり、もしくは防災センターへ報告しなければなりません。敷地内の美化活動も警備員の仕事となっているのです。
巡回時にゴミを見つけた時
施設警備員は巡回をする時、室内はもちろんの事、建物の外周周りも巡回しています。
昼間に行うのか夜間に行うのかは現場によって変わってきますが、巡回をする上でどこも同じ行動を取る中に「ゴミを拾う」という行為があります。
ゴミを拾うという行為は清掃担当の人がするのでは、と感じるかもしれませんが、警備員も巡回時にゴミを見つけた時は拾う様にしましょう。
規則としてやる事とになっていないかもしれませんが、自分の勤務する職場でゴミが落ちていて拾わない方が逆に印象が悪くなります。
清掃の担当者でないと対応しきれない様な汚れや、感染症の恐れのある嘔吐物などの片付けなどは流石に警備員では対応できませんが、紙切れや空き缶などは清掃担当の方だけでなく、従業員や警備員でも拾う事は出来ます。
特に夜間の巡回時では、朝まで清掃の方が出勤してこないのであれば、ゴミを見つけた警備員が目の前のゴミを素通りしてしまう事の方が問題です。
協力できる範囲でやれる事はしましょう。
外周周りは不法投棄だらけ?
建物内のゴミに関しては、清掃担当の方が目を光らせているので警備員が巡回していてもよほどゴミを目にする事は無いかもしれません。
しかし、外周の巡回をしていると清掃の方でも目が行き届いていない場所にゴミが落ちている事があります。
更に、建物の外回りの場合、夜の時間帯に不審者が外からゴミを持ち込んで捨てていくいわゆる「不法投棄」もないとも限りません。
建物の外回りは死角になる所も多く、植え込みの陰や建物の隙間など、昼間でもごみを捨てる人が居るかもしれません。
警備員が外回りの巡回をする時、そういったゴミや不法投棄も確認しながら見回る必要があります。
過去に建物の外回りの巡回していて植え込みの陰にごみが捨てられているのを何度も見かけました。
清掃の人も契約で外回りまでの清掃は入っていなかったらしく、警備員が気付くまでゴミが溜まっていったようです。
月に何度か施設内の全従業員で朝に清掃活動などがありましたが、それでもゴミは短期間でたまっていました。
更に外からゴミを持ち込んで施設の敷地内に捨てていく不審者も居るかもしれません。
よほどそういった例はありませんでしたが、敷地が広いと目が行き届かず知らない内に捨てられていた、なんて事もあるので注意が必要です。
警備員も清掃活動に協力する
どこの施設も同じでは無いですが、清掃担当の人は基本的に施設内の清掃がメインの仕事となっている様です。
外の清掃も契約に入っているかもしれませんが、今まで見てきた清掃の方々は、路上に落ちているゴミを片付けるまでが仕事の様でした。
まさか、植え込みの中にあるゴミまで搔きだして片付けることはしませんでした。
まあ、そこまでやっていたら時間内にやるべき事が出来ず、仕事にならないというのもあるでしょう。
清掃担当の方々も時間に追われて行動しているので、そこまで細かく確認して清掃させるというのなら、契約の見直しが必要なのかもしれません。
そういう意味では、警備員が建物の外回りを巡回する時、その施設で働く一人としての美化活動という意味でも、植え込みの中まで確認してゴミがあるかどうか見ても良いのではないでしょうか。
また、植え込みの中に不法投棄されたゴミがあった場合、防災センターへ報告して一人の清掃活動とするのではなく、施設に対して不法投棄をした者がいる、と問題定義をしても良いかもしれません。
ゴミの中には警察を呼ぶ事になるかもしれないゴミもあるかもしれないので、そうなれば尚更ですよね。
施設内のゴミは清掃の担当者の仕事と決めつけず、協力できることは協力して、また警備員として行動しなければならない状況のゴミもある、という理解が必要です。