自火報盤の訓練していますか

施設警備員は自火報盤の操作に熟知している。自分の勤務すする施設で万が一火事が発生した時、速やかに自火報盤の操作が出来ますか。自分の勤務する警備員さんは全員操作に熟知していますか。正直うちの現場の隊員さんは、全員熟知しているとは言い難いです。言い訳では無いですがそれには理由があるのです。

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施設警備員なのに自火報盤が使いこなせない

施設警備員が自分の勤務する施設の自火報盤の操作が出来ないと、夜中に警備員しかいない現場の場合、最悪な状況になるのは誰の目から見ても明らかです。

委託者も自分たちが不在な時間でも、警備員が夜中も詰めて勤務し何かあった時に活躍してくれると思っているから任せている訳であって

 

「私は操作できません」

 

なんて言われたら、とても任せるなんて事は出来ませんよね。

何の為に警備員が24時間常駐しているのか、という根本から問われる事でしょう。

 

数ある施設警備の現場で、通常そこで勤務する警備員は誰もが自火報盤の操作が出来る事になっているはずです。

しかし、残念な事に警備会社によっては新人の警備員を現場へ配属させてからは、現場に任せっきりになり後は知らん顔、なんて所もあったりするのです。

 

うちの会社が若干それに使い状態であり、現場で起こった事など営業所が悪い意味で殆ど干渉してこないのです。

自分の営業所の管轄なのに、現場の警備員に任せっきりで済むなんて、そんな楽な仕事は無いですよね。

 

おかげで現場の人間で新人の警備員に指導をしていくのですが、現場の人間も誰もが人に教育できる高尚な者ばかりではありません。

指導をした隊員がいい加減な指導しかしていなくて、新人隊員さんにしっかりと仕事が身についていない、なんて事は警備業界に留まらずどこの会社でもある様な事です。

 

そんないい加減な指導しか受けていない隊員さんは、自火報盤の操作もままならない状態で1人立ちしていくのです。

結果、自火報盤をまともに操作できない警備員の誕生です。

自分の勤務する現場の隊員がまさか操作できないなんて、と後で知る事もあるのです。

警備室に自火報盤が無くてラッキー

施設警備の現場によっては、警備室内に自火報盤の無い所もあるのです。

私もそういった現場へ行くまで、そんなところがあるなんて考えた事もありませんでした。

 

商業施設の現場では、警備室や防災センターなど警備員が常駐している室内に自火報盤や防災監視盤などが配置されています。

警備員はそういった機器類の操作に熟知していなければならない、と思っていました。

警備員として初めて勤務した現場がそのような環境だと、他の現場も同じ様なもの、と思っていた中、警備室内に一切の監視盤が無い現場へ行った時びっくりしました。

 

施設警備員で、監視盤の類が無い現場に就いた時「ラッキー」と思うかもしれません。

しかし、それは経験した事のある警備員や操作に熟知している者が言える事であって、その経験の無い警備員が何も置いていない現場へ配属すると後でとても苦労する事になると思います。

 

大半の施設警備の現場は自火報盤を警備員が操作する場合が多いです。

その為、もし監視盤の無い現場しか経験していない警備員が、異動先の現場で監視盤の操作を任せられても恐らく出来ないでしょう。

 

他所の現場で施設警備員の仕事に数年もやっており、万が一資格まで取得しているのに

 

「自火報盤の無い現場経験しかないので操作できない」

 

なんて事が知れたら、それは恥ずかしいですよね。

車の免許を取って10年経ちゴールド免許だったので、さぞ運転も上手いと思って運転させたら、実は今まで一度もハンドルを握った事の無い「超ペーパードライバーだった」というほどの衝撃です。

 

楽な現場というのは、経験者が行くところであり新人の警備員が配属すると他所の現場では使い物にならない警備員になってしまう恐れがあるのです。

日頃から訓練をして体で覚える

施設警備員であれば、自火報盤の操作は絶対に覚えておくべきものです。

自分の勤務する現場以外でも、よその現場へ行っても仕組みはだいたい同じなので一度しっかり覚えてしまえば、要領の良い人であれば勤務先が変わっても直ぐに覚えられると思います。

現場によっては、警備員全員で定期的に訓練をさせて貰える所もあるので、自分の今後の為にもぜひ習得しておいて欲しいですね。

 

実際の火災が発生すると、誰もがパニックになる可能性があるので、そんな状況になっても普段通りの行動が取れる様、頭と体に叩き込んでおく必要があります。

その為にはやはり毎回、訓練に参加して回数をこなすしかないと思います。

 

私も商業施設の現場で勤務していた時は、月に2回色々な訓練を学んできました。

警備室内には自火報盤だけでなく様々な監視盤があります。

 

初めて見た時は「こんなの全部覚えきれない」と思いましたが、現場を外れる時までにはすべての機器類の操作が出来るほどになっていました。

それも、毎日の仕事の中で覚えたり、訓練にまじめに取り組んだりした結果です。

 

今商業施設やキツイと言われるような現場で勤務されている施設警備員さんは、今そこで勤務しているうちに少しでも多くの仕事を身に付けておいた方が、後々自分の為になると思います。

今は辞めたくて仕方が無くても、今学んだ事が次どんな事で役に立つか分かりません。

その時の為を思って頑張って習得して欲しいと思います。

 

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