弁当配達のお姉さんが困って

今日お弁当の配達のお姉さんが警備室へきて来月のメニューを持って来てくれました。ここのお弁当の配達はしばらく頼んでいなかったのですが、ちゃんと営業活動をしています。そのお姉さんが困った事があった様で質問されました・・。

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検温体制下での入館の仕方

現在この現場では出入管理の受付場所で検温対応をしています。

当施設へ入館を希望される来客者は警備室にて検温をし、異常が無ければ入館出来るようになっているのです。

この仕組みは今はどこの施設でも似たような対応になっている事でしょう。

そんな中、お弁当を配達している業者の方の様に毎日施設に出入りしている業者の方がいます。

郵便や納品、また飲料系の補充業者などほぼ毎日用事が合って入館されている方々です。

彼らは毎回、警備室にて検温してから入館しているのですが、今日あるお弁当の配達業者の若いお姉さんがメニューのチラシを持ってきた際に

「警備室で検温していなくて、中の事務所で毎回検温しているのですがここで検温すれば事務所のほうで検温しなくてもいいんですか?」

という内容でした。

我々警備員にとっては事務所内でも検温しているのは知っていましたが、それは警備室内で検温せずに通り抜けた方が、事務所で拾えるようにしている仕組みなのです。

なので警備室でちゃんと検温していけば事務所で検温する必要が無いわけです。

要するにこのお姉さんが言っているのは、意味が逆で警備室でちゃんと検温すれば問題ないわけです。

この説明は若干ややこしいので「こちらで測れば大丈夫ですよ」と伝えました。

毎日来る人にとっては面倒

検温の体制が出来て1か月が経とうしています。

今では病院は当然の事、対応の厳しい施設は必ず検温器で体温を確認していますね。

これが過剰だと反応する意見もあるようですが、初めてのウイルスなので誰もがどれが正解の対応なのか分かるはずもありません。

この現場でも毎日来る業者の方などは、言いたい事はあると思いますが、拒否する事も無く規則に従っていただいています。

確かに、熱がある症状も無いのに毎日入り口で体温を計らされて仕事に入る・・。

これが毎日毎日だとうんざりするのは分かります。

我々警備員も警備室にある検温器で熱を計っていますが結構面倒ですよね。

来客で見えるお客様の中には

「これ先週もやったけどまたやるの?」と警備員に詰め寄る方もいます。

「はい、規則なので・・」

警備員の方なら分かると思いますが「これはクライアントが決めた事で、警備員がやらせているわけじゃないんですよ・・」

と言いたくなります。

警備員ではお役に立てない事もある

来客される方の中にはたまに、受付簿や入館証の渡すのを

警備員がやらせている・・と勘違いされている方がいます。

本来これらはクライアントが決めて従ってもらう所を、クライアント側に変わって警備業者(警備員)が請け負っているに過ぎません。

それをさも警備員が勝手に決めて来客者に記入させていると勘違いして、警備員に敵意を向けてくる人がたまにいるのです。

そういった人には冷静に「規則ですから・・」と一言いって騒ぎを大きくさせないように努めています。

そんな中、お弁当配達のお姉さんはそれを知ってか知らないでか、丁寧な言葉づかいで相談されました。

こちらとしては面倒にならない様な解決策を提案したかったのですが、警備員には出来る事の限界があります。

警備員が勝手な判断で許可する事も出来ません。

また今回の質問は、単純に警備室で検温すれば問題ないので、分かる範囲で説明し納得していただきました。

完全にはお役に立てなかったかもしれませんが、お互い嫌な思いをしなかった対応が出来たと思います。

 

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