出入管理業務で座哨中にスマホを見ていたり居眠りしていたりと誤解を受けたらどうする

施設警備員の勤務で出入管理業務があります。この業務は立哨や座哨などのパターンがありますが、これがヒマな現場で座哨勤務だった場合、困った事が起こります。座っているだけで何もする事がない時間が続くので、ついスマホをいじったり数秒間だけ居眠りをする警備員がどうしても出てきてしまいます。そんな時、ある警備員がただ下を向いていただけなのに、周りの人が勘違いして、スマホを見ていただとか居眠りしていたなどと言い出したらどうしますか。

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居眠りしていただろと指摘される

ある警備員が、出入管理の業務中に居眠りをしていないのに居眠りをしていた、と言われたらどうしますか。

出入管理中は、当事者以外の警備員が周りにいません。

 

警備室から見ても目の届く場所ではないので、同僚の警備員も出入管理中の警備員が居眠りをしていないとかばってやる事も出来ません

話を聞く限りでは、たまたま下を見ていただけなのに、その状況を「居眠りをしていた」と受け取られたと主張していました。

この話だけを参考にすると

 

「どちらの言い分も決定的な判断材料に欠ける」

 

という事です。

同僚の言い分を信じたい気持ちはありますが、実は彼は以前にも似た様な事象があるのです。

しかし、今回も同じ様に「居眠りしていた」という証拠にはなりません。

だからと言って、居眠りを目撃したクライアントがウソをついているとも考えにくいです。

ただ下を見ていた状態を「居眠り」と判断されたのは事実ですが、どちらの言い分を受け入れるかは実は簡単な事です。

 

「クライアントの言い分を受け入れる」

 

ここで注意しておきたいのは「受け入れる」です。

本当に寝ていたかどうかは別にして、クライアントから指摘された事に反論していては、この先の業務を行うにあたって信頼関係が崩れてしまいます。

仮に本当に寝ていなかったとしても、一旦指摘は受け止めて

 

「今後、誤解を受けない様にするにはどうしたらよいのか」

 

という行動をした方が良いのです。

ヒマな現場の出入管理

ヒマな現場での出入管理はヒマなりに大変です。

今回の様に、受付場にはいるものの来客が無くてもその場に居なければならず、何もする事がない時間がずっと続くのです。

 

「仕事中に何もしなくて良いなんて最高じゃん」

 

と思うでしょうが、確かに体を酷使したり厳しい環境の中で仕事をするよりは遥かに恵まれていると思います。

しかし、そんな何もする事がないと、無意識についウトウトして居眠りしてしまう事があるのです。

 

出入管理で警備員が居眠りしていたら、不審者が目の前を通り過ぎても気づく事は無いでしょう。

そして、出入管理の受付場で警備員が居眠りしているところを目撃されると最悪クビです。

 

まあ厳密にいうとそこの施設への出入り禁止、いわゆる「出禁」になるのです。

実際聞いた事はありませんが、警備会社としては何らかの賠償が発生するかもしれません。

 

それほどヒマな現場であっても、やってはいけない事をすれば厳しい結果が待っているのです。

スマホや居眠りは実はバレている

ヒマな現場の出入管理では、警備員の中にはこっそりスマホをいじったり、それこそ短い時間帯に居眠りをしている者もいるのではないでしょうか。

なにせ時間帯によっては受付に見える訪問者が全く来ない、また同僚の警備員の目も届かない様な状態では「何をしているのか誰も分からない」からです。

 

そんな状態で、人が来た時にも誰もいない時と同じような事をし続けていれば見つかるに決まっていますよね。

施設警備員として勤務してきて思ったのですが

 

「警備員に対して同情的なクライアントもいる」

 

という事です。

隊長として、あるクライアントの担当者とオフレコで話しをした時に、警備員が出入管理中にスマホ居眠りをしている人がいると聞きました。

「まあ、警備員さんも24時間ずっと受付に居て大変でしょうからね」

と。

 

決定的な大失敗はさすがにNGでしょうが、多少な行為であれば見逃してくれていたのです。

この「多少な行為」というのはクライアント側の裁量になるので、どこまでが良くてどこからがダメ、なのかわからないというのが怖いのですがね。

 

そんな警備員の日ごろの勤務態度を把握しているクライアントは多いと思います。

それを多少な事であれば許してくれるところと、警備員がサボる事を絶対に許してくれない所があるので注意が必要です。

しかし、そもそも勤務中に居眠りスマホをいじる行為は、社会的に見てもよろしくない行為なので控えるようにしましょう。

 

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