出入管理というものは、施設の数だけそのスタイルがあります。外で受付をするところもあれば、室内から窓越しで受け付けたり、また観戦に室内にあったりと様々です。その中でも私が経験してきた種類の違う出入管理の受付場を紹介します。
外での出入管理の受付は日陰でないと不可能
施設警備員なので巡回などの勤務場所は室内でしたが、出入管理だけに限っては外という所がありました。
そこはなぜか受付だけ外にあり、一応建物の陰になっているので炎天下のもとで受付をする事はありませんでした。
建物の壁に備え付けられた受付台に来客者を誘導し、入室の受付をしていました。
受付をする時間は短い時間帯だったので、外の業務ではあったのですが過去最悪な出入管理、という訳でもありませんでした。
それでも外にあるので、季節を嫌という程感じる事となるので、決して快適とは言えません。
一応、建物の陰になる場所での出入管理業務が救いでした。
この現場での出入管理に関しては、そこまで忙しくは無かったのですが、外での業務という事もあり、いくらヒマだからと云って消して居眠りが出来る様な環境ではありません。
ここでの出入管理では立哨だろうが座哨だろうが、流石にヒマでついウトウトなんてコトにはなりませんでしたね。
室内と云っても殆ど外と同じくらい劣悪
施設警備員の殆どがこのスタイルです。
施設での勤務の為、出入管理の受付場も室内というのは当然と言えば当然です。
しかし、その施設によってはとんでもない場所で出入管理業務をやらされるのです。
ここでもよく出てきますが、商業施設での勤務時の出入管理業務は最悪でした。
地下にある従業員出入り口の扉のすぐそばにある受付場は、場所が地下という事もあり、夏は熱がこもり易く、梅雨の時期は湿気が溜まり、冬は冷気が入り込むという
「空気の流れの悪いほぼ外と言えるような所」
での業務でした。
古い建物でしたので、後方通路にある受付場は当然空調など効いておらず、空気の流れが悪い分劣悪な環境に拍車がかかっていました。
その受付場には警備員の為の空調設備など一切なく、私が抜ける少し前に私が用意したサーキュレーターがあるだけでした。
私は冬より夏場の方が辛かったので、冬はまだ我慢出来ましたが流石に夏場は我慢できず、許可を得てサーキュレーターを用意したのです。
まあ、それでも結局周りの暑い空気をかき回すだけなので、お世辞にも「涼しい」とは言えませんでしたがね。
施設警備の出入管理は室内が基本
施設警備員の出入管理の受付場は建物によって配置場所が全く異なります。
理想は建物の中にある受付場で、更にその建物内の空調の効いた警備室の窓口での対応が最強だと私は思います。
空調の効いている場所から受付が出来る現場に配属されたのなら、それだけで当たりの現場と言えるのかもしれません。
年単位で勤務していかなければならない現場で、毎日環境の悪い場所で出入管理業務をするのは、それだけで退職の理由になるかもしれません。
建物そのものの建築年数を見るだけで、出入管理業務の環境が予想できるかもしれません。
基本的に古い建物になればなるほど、警備員の職場環境は悪くなる傾向にある気がします。
私自身、施設が建てられて5年以内と言われるような新しい現場での経験が無いので分かりませんが、新しい施設の出入管理業務の現場はさぞ快適なのでしょうかね。