座哨警備と立哨警備の大きな違い

警備員の施設警備員という主な仕事の出入管理という業務で、立哨と座哨の両方あります。要するにお客様を迎えるまでの間は座っていられるか、お客様が見えようが見えまいがずっと立っていなければならない、の違いです。動作の違うこのふたつ、どちらが楽といえるのでしょうか。

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座哨と立哨のそれぞれのやり方

受付けをする男女

施設警備員の仕事で出入管理の仕事があります。

その出入管理の業務は、決められた場所でお客様を迎えるのですが、その時に警備員は立った状態で受付をするのか、座った状態から受付をするのかの2通りがあります。

 

これを「立哨での出入管理」「座哨での出入管理」と呼びます。

 

立哨での出入管理は警備員は受付の場所で、椅子もない状態で決められた時間ずっと立ったままでお客様を受け入れます。

商業施設での出入管理は、従業員用の後方出入り口にあたり、出勤してくる従業員や、関係会社の方などの受付業務になります。

不特定多数の方の受付ではなく、関係者の受付ですが、関係者のみの出入り口だけにその施設に買い物に見えたお客様や、従業員以外の者を入れない様止める役割を担っています。

 

その為、関係者以外の者を入れない様すぐ対応できるように、入り口に立ったままでいる場合が多いと思います。

のんびり座っていては、止める前に不審者に通り抜けられてしまいますからね。

 

そして、座哨での出入管理は関係者しか受け付けの場に来ない様な、緊急性のあまりない様な施設での対応になるかと思います。

工場やビル、また大学など、およそ関係者の来訪しかない様な場所では座哨が多いと思います。

しかし、座っているからといってもお客様が受付の場所へ見えたらさすがに立って受付対応をします。

相手が立ったまま台帳に記入しているのに、警備員がずっと座っていたら失礼に見えます。

お客様が見えた時点で起立し、受付の対応をするのが座哨でのやり方になります。

 

いずれにしても、受付をする時はどちらの場合も立って対応します。

座哨と立哨、受付時に座れるか立ったままか大きな違いがありますが、どちらが体に対して負担が少ないのでしょうか。

立つか座るかで体にかかる負担はそれぞれ違う

足を痛がる女性

出入管理の業務はだいたい1時間から2時間程度だと思います。

その後は交代の警備員が来ますが、その立ったままか座ったままかで体の負担は違ってきます。

 

一見座ったままの受付対応が楽そうに見えますが、意外とそうでもありません。

確かに立ったままの立哨業務はきついですが、座ったままの状態で2時間もいると腰やお尻が痛くなってきます。

特に腰に持病を持っているような方は、この長時間座り続けるのがとても苦痛らしいです。

普通の人でも座ったままで動けないと腰が痛くなる事があり、座っていて楽そうだと始めた座哨も、そのうち「立った方が楽かも」と座哨中でも立哨を始める人がいます。

 

そして、立哨業務のツラさですが、これは足にダメージが来ます。

工場勤務の方は良く分かると思いますが、何時間も立ちっぱなしというのは足の裏や、ふくらはぎに相当疲れがたまります。

膝も伸ばしっぱなしなので、屈伸運動をしないと膝が固まったのではないかと錯覚するほどです。

床が固いタイルなどだと足も痛くなりやすいようで、クッション性の高い靴を履きたくなります

 

また、現場にもよりますが立ちっぱなしの状態でも、多少移動する事が出来その分足の疲れを軽減する工夫も出来ます。

後、座っている時よりも優位な点は立っていれば余程の事でもない限り、勤務中に寝る事はありません。

しかし、中には立ったままでも寝る事が出来る強者もいるようですが・・。

どちらが良いかは個人次第

街中を歩く男性

この様に、出入管理という業務でも立ったままでの対応や、座ってお客様を迎え入れるというやり方があり、現場によって全くやり方が違います

 

自分が配属する現場がどの様な施設かで、立哨か座哨か違ってくるかと思いますが、結局は自分次第だと思います。

 

人によって立ったままが良かったり、座った方が楽と様々だと思います。

 

そして人間、その環境に順応できるもので、立哨が嫌でも数か月もいれば慣れるものです。

ただし、体に持病などがあると慣れる事は無いかもしれませんので、その時は会社へ相談して無理のない現場へ異動をお願いするのもありかもしれません。

 

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