商業施設は完全閉館時間になると従業員ですら施設から出られなくなるという規則は仕方が無いもの

大型商業施設の勤務当時、夜間の完全閉館時間になるとそこで働いていた従業員ですら外へ出られなくなるという規則がありました。要するに自宅へ帰る事が出来ない、という事です。これで一度テナントの女性が閉じ込められた事で親まで出て来るという問題もありました。

スポンサーリンク

閉店時間と完全閉館時間

施設警備員が勤務する施設では、夜間になると建物を閉鎖する所もあれば、24時間誰でも出入り出来るため、閉館というものの無い現場などがあったりします。

大型商業施設で勤務していた当時は、施設を利用されているお客様に対する閉店時間と、従業員に対する完全閉館時間が設けられていました。

 

お客様に対する閉店時間というものは、誰でもわかる時間だと思いますが、従業員に対する完全閉館時間というのは、実際にそこで働いていないと分からないものだと思います。

完全閉館時間というのは全ての商業施設にあるものでは無いかもしれませんが、その時間が無いといつまで経っても施設内に誰かが残っている事となり、機械警備のセットが出来なくなってしまうのです。

 

完全閉館時間というのは、防犯の観点から見ても必要なものなのです。

従業員ですら出られなくなる

完全閉館時間というのは商業施設によって異なると思います。

同じグループ店舗でも、営業時間が違うと思われるので完全閉館時間も変わってくる事でしょう。

 

そして、その完全閉館時間を過ぎると、後方通路の出入り口も閉鎖してしまうので、警備員はおろか従業員ですら外へ出る事は出来ません。

この時点で館内も機械警備のセットをしてしまうので、残留として館内に残った場合は、従業員休憩室周り以外で歩き回る事は不可能です。

 

万が一、館内を歩いたり後方通路を通ってテナントへ行こうとすれば、機械警備が発報して警備員が飛んでくるか、最悪警察へ通報する事になるでしょう。

外からも内からも人の出入りをさせない様に、とクライアントから業務指示が出ているので、警備員はそれに従っているだけなのです。

 

その為、たとえ残業で最終時刻までに外へ退館できなかった従業員であっても、外へ出る事は出来ません

そして以前、この規則をよく理解していなかった女性従業員が、完全閉館時間に間に合わずに館内に閉じ込められる形になってしまいました。

 

まさか残業を終えて帰ろうとしても施設から出してもらえない、なんて思っていなかった女性従業員は親に電話して

 

「警備員に監禁された」

 

と助けを求めたそうです。

この時は私は出勤していなかったので、詳細までは分かりませんが、規則もろくに知らないで、警備員が悪いかの様に言われるのは迷惑な話です。

 

当時の施設ではこのように、完全閉館時間に間に合わなかった従業員が毎回ではありませんが施設内に朝まで閉じ込め状態になる事がありました。

閉じ込められてしまうと、テナントに戻る事も出来ずただ従業員休憩室にいるしかありません。

 

幸い近くにトイレもあるので、そこまで困る事はありませんが、翌朝まで用もないその施設の従業員用休憩室にいなければならないというのは、相当きつい事だと思います。

まあ、殆どの従業員さんはそこで寝るしかないのですが。

防犯面としてのクライアントの対策

この様に外から入る事も出来なければ、内から出る事も出来ない、という規則にしているのは、全て防犯面の事を考えているからです。

 

夜中であっても従業員出入り口から、人が入る事が出来る様にしていると、いつ犯罪を冒そうとしている者が突入してこないとも限りません。

 

また、どんな時間帯であっても内から外へ人が出られる状態にしてしまうと、多くの人が自由な時間帯に出入りする事となり、その扉は夜間に何度も開けられる事になってしまいます。

これも、外から侵入しようとしている者からすると突入するチャンスを与えている様なものです。

 

これらの対策として、ある時間を過ぎたら館内は機械警備のセットをし、それ以降全ての出入り口の施錠をする、という規則にすれば誰かが外から入る事は出来ませんし、また逆に外へ出る事も出来なくなる、という事です。

 

この辺りの規則をよく知らずに、残業をするテナントの従業員さんが稀におり「知らなかった」とその場で警備員に泣きついてきます。

しかし、我々警備員もクライアントから規則を守る様にと契約しているので

 

規則を破る=契約違反

 

となってしまうので、外で出すわけには行かないのです。

この仕組みを分かっていない従業員さんからすると「警備員に監禁された」という思考になるのでしょうね。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク