現場によっては高齢警備員さんでもフル出勤で仕事をする事になり自由に休む事すら出来ない

警備員の仕事は、自分のプライベートを確保しつつ、生活の足しになる程度で働く。これが老後に警備員の仕事をする時の理想像ではないでしょうか。実際にプライベートも充実させながらゆったりと働く。どこの警備業界でもこの様な働き方が出来れいれば良かったのでしょうが、現実は70歳も近くなったのに、月に20日以上も警備の仕事している、なんていう高齢の方も多いのではないでしょうか。

スポンサーリンク

高齢警備員さんを酷使する

少なくとも周りで働いている高齢の警備員さんは、とても老後の生活の足しに警備員の仕事をしている様には見えません。

彼らは、若い世代の警備員と同じ様な働き方をしています。

 

普通老後の足しに働くのであれば、月の半分くらい警備の仕事をすれば何とななりそうなものですが、周りの高齢の警備員さんを見ていると、フル出勤で働いている状態です。

しかも、人員に余裕も無いのでゆったりとした働き方をさせてあげる事すら出来ません。

 

まあ、警備会社の面接時に「フル出勤でも問題ありません」と言っている上で採用されているのなら、別に今の働き方でも何ら問題ないですが、普段一緒に働いているのを見ると

「あの年になってもゆったりとした生活が送れないのか」

と同情するとともに、いつか自分も同じ道をたどるのかと不安にもなるのです。

休みは月に10日もない

高齢警備員さんは、若い警備員さんたちと同じ様な働き方をしています。

同じ働き方をしている、という事は月に10日も休めれば良い方、という意味でもあります。

 

月曜から金曜日まで目一杯働いて土日休み、という状態です。

これでは、定年前と何ら変わりないのではないでしょうか。

 

個人の勝手な理想としては、月に10日位の出勤で後は買い物をしたり旅行へ行ったりと、悠々自適な生活が送れると思っていました。

貰える年金の金額で変わって来るでしょうが、恐らく私の世代が年金をもらえる頃には、今よりも少ない額になるとも言われています。

 

そうなると、今でさえ月に20日近く出勤している高齢の警備員さんよりも仕事をしなければ生活できないかもしれない、という事です。

考えただけでも恐ろしいですね。

 

今は人手不足で誰でも簡単に警備員になる事が出来、働く事が出来ますが、数十年後には警備業界はどの様になっているのでしょうか。

代わりになる警備員さんも来ない

今では高齢の警備員さんがフル出勤に近い形で働いていますが、もう少し人員に余裕があれば、今より落ち着いた働き方が出来ると思います。

本人がフル出勤を希望しているのであれば話は別ですが、もう少し楽な働き方がしたいのに、人が入って来ない為に無理をして働いている高齢警備員さんも少なくないと思います。

 

現状、体が動くから多少無理をしてでも働く事が出来ますが、数年後にはどうなっているか分かりません。

体が思う様に動かなくなった、もしくは働きたくても働けなくなってきた、となった時、警備会社は無理をさせない働かせ方が出来るのでしょうか。

 

今一緒に働いてる高齢の警備員さんの中には、体の調子があまり良くない人もいます。

70歳も近い高齢なので、体のどこかに不具合が出るのはなにもおかしい事ではありません。

 

これまでずっとフル出勤をして無理をさせ続けてきたので、具合が悪くなるのも当然ですよね。

多くの警備会社では、現場で働く警備員がギリギリの人数で仕事を回していると思います。

 

それに従い、現場レベルで平均年齢も高い事でしょう。

そんな現場では今月はAさん、来月はBさんと、働けなくなっていく高齢の警備員さんが出てもおかしくないのです。

 

会社が現場のその兆候に気付いて、何らかの対応策を実施しないとある日突然、現場で仕事が回らなくなるかもしれません。

 

警備のしごとのトップページ

スポンサーリンク