施設警備員は勤務中に自分の配置していたポストを交代する事があります。例えば出入管理業務を1時間した後に、休憩していた警備員さんが交代に来てくれます。その時に警備会社によっては、引継ぎや交代の挨拶の文言が決まっている所もあったりするのです。過去の商業施設では、この文言は先輩警備員が厳しく指導していました。
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警備員は交代時に引継ぎを行っている
施設警備員に限った事では無いですが、警備員は勤務の配置を時間ごとで交代しています。
例えば立哨を1時間続けた後に、交代の警備員さんが来ます。
その時に、交代に来てくれた警備員さんにこれまでの時間で、引き続き業務として伝えるべき事を伝えておくのです。
「〇〇時に予約の〇〇さんが見えたら事務所へ連絡する事」などです。
こういった引き継ぐを忘れると、警備員が責任をもって対応するべき事柄を交代した警備員さんは、内容を聞いていないと対応出来ません。
その為、交代時の引き継ぎ事項というのは重要な事なのです。
どこの現場でも、この引継ぎをするという行為は出来ていましたが、この引継ぎの時の文言というものが警備会社によっては徹底されている所もあります。
以前の大型商業施設勤務の時の現場では、この引継ぎの時などの文言が、先輩警備員によって
ある程度「定型文」化されていました。
引継ぎの時の文言が決まっている
警備会社や現場が変わると、交代時の文言というものの扱いも変わります。
大型商業施設の勤務の時は、巡回や立哨などの交代時に引継ぎをする時や業務報告をする際、ある程度の文言が決まっていました。
「〇〇警備士、店内巡回終了しました。特に異常ありません」
店内巡回を終えた警備員はこの言い方で統一されており、言い方を間違えると先輩警備員から指摘されるほどでした。
警備員としては初めての現場、そして新人警備員として入った時に指導されたので、どこの警備会社も警備員は皆この様な言い方を指導されるのかと思ったほどです。
一番初めのうちに指導されれば慣れるもので、自分よりも後に入って来た後輩警備員さんにも同じように指導しました。
後で分かった事ですが、この統一された文言は「魅せる警備」という目的の為に、その現場もしくは警備会社が決めていた様です。
どの警備員もみな同じ様な報告をしていれば、周りでその報告を聞いているクライアントに対して好印象を与えられる為にしていた、と聞いた記憶があります。
その為、違う警備会社へ移籍した後での現場の交代時の引継ぎに面食らったものです。
警備会社によってはいい加減な所も
大型商業施設勤務の警備会社から別の警備会社へ移籍した時、その現場での引継ぎ時の報告には驚きました。
時に決められた報告の文言も無いので、警備員さんによっては みな報告の仕方がバラバラです。
「はーい、交代ですー」や「どうぞ~」または「・・・(無言)」
ああ、文言が統一されていないと見ていてこれほどだらしなく見えるのか、と思ったものです。
規律ある姿勢や行動をし精悍に見せる事で、良い仕事をしているという「好印象」を与えようとした時、統一されていない報告の仕方の現場の警備員を見ていると、だらしなさを感じるほどです。
行き過ぎれば軍隊チックに見えてしまうかもしれませんが、そこまで行き過ぎない程度に統一された報告は必要だと思ったものです。
現場レベルでの業務、しかも交代時の報告の文言となると、多くの警備会社ではそこまで指導していないのでしょうか。
どれだけヒマな現場でも、警備員同士の交代もありますし、引き継をしなければならない報告もあります。
この時に最低限の文言さえ統一されていないと、傍から見ていて非常にだらしなく見えてしまうのです。
ヒマな現場であればあるほど、仕事がいい加減になりがちなので、最低限の文言は規律という面でも必要なのだと思いました。