今ではもう違う警備会社へ転職してしまったので、現在がどの様になっているのかは分かりませんが、当時勤務していた時、現任教育で机の上に制帽を置く時、その置き方にまで決まりがあり、全員に徹底させていた会社がありました。
室内での脱帽時の置き方
以前いた警備会社では、制帽の置き方に厳しいというか、細かく指導されました。
現任教育に参加した時など、多くの警備員さんが一つの部屋に集まります。
そして室内で教育を受ける時は脱帽しているので、制帽は机の上に置かれる事になります。
10人以上教育に参加すると、それは壮観です。
その時に全員、制帽も机の上に置く事になるのですが、講師の方が制帽の置き方について指示を出されるのです。
制帽をおいた時の向きや、置く位置など毎回現任教育に参加する度に指摘していました。
警備員の中には、現任教育など指導される頻度が少ないので忘れてしまう人や、初めて参加する人などもいるので、毎回指摘されていました。
あの制帽の置き方や位置など、軍隊の流れから来ているのかどうか知りませんが、警備業務検定の時にも言われていたかどうかもはや覚えていません。
警備会社で云われた記憶の方が鮮明過ぎて。
警備会社によってはいい加減
しかし、別の警備会社へ移籍した時、そこの警備会社では現任教育に参加した時、そこまで細かく指摘はされませんでした。
更には、現任教育時に制帽を持ってきていない者がいても、そこまで厳しく指摘もされない時がありました。
現任教育の内容によっては教練をする時もあるので、その時は流石に制帽を忘れた事で叱られている場面もありましたね。
それでも営業所には制服一式が常備されているので、制帽を貸し出していましたがね。
この様に警備会社によって、細かい所まで隊員に指導をしている所と、比較的いい加減な所があり、入った警備会社によっては自分にとって特になる所とそうでない所に分かれます。
制帽の置き方一つとっても、その時厳しい指導を受けてもその様な事を学べたか無知のままかの差は大きいと思います。
もしかしたら、警備業務検定の時に指摘されていたかもしれないので、たとえいい加減な警備会社で指導されなかったとしても、資格を取得するにあたって身に付く事になるかもしれませんね。
制服のモールの向きさえ決まりがある
警備員という普通の社会人とは違う規則を学ぶ機会のある仕事では、一般常識とは違う規則にたくさん遭遇します。
今回の制帽の置き方に関してもそうですが、この他には制服についているモールの向きを学びました。
これは警備会社によって向きが両社とも異なる指導を受けた気がするので、ここでは説明は省きますが、一応モールもデザインの向きの指定があります。
これをも調べてみましたが、軍隊の流れなのか正しい向きはどちらなのかという事は確認できませんでした。
まあ、取りあえず今自分が所属している警備会社のモールの向きに従う様にしています。
この様に警備業は、一般の人には知らないような細かい規則があったりします。
その規則は人の命に係わる事のない、どうでも良い様な事でもあったりしますが、警備員として集団で仕事をするには必要な事だったりもするのです。
役にも立たない細かい事など守りたくはない、なんて意固地にならずに警備員として働くにはその集団の中の規則を守らなければならないのです。