昨日巡回した場所の部屋の一角が模様替えをしたようでした。私が通った時すぐに気付いたのですが、違う時間に巡回した隊員に話しても「え、気づきませんでした」と言われました。あの変化に気づかないなんてまさか目を閉じて通ったとでもいうのか・・。
この現場では巡回ルートは一応ありますが、多少違う回り方をしても問題ありません。
問題ないとはいえ、違うルートで行ったことで本来通らなければならないルートを省いたりするとクライアントからお叱りを受けてしまうので、隊員にはそこは注意するようにはいってあります。
昨日の気づかなかった・・という話でまさかその正規ルートを通っていないのでは・・という疑問がありましたが打刻した時間が順番通りであったのでルートを省いているわけでなかったようです。
(本人も通りました、と言っていましたがあの変化に気づかなかったので念のため確認で聞きました)
という事は彼はそのエリアをとった時に周りを全く見ないで、ただボーッと歩いて通過したとしか考えられません。
確かにそのエリアは暗くて懐中電灯無しだと周りの変化に気づけないでしょう。
周りの薄明かりで全くの暗闇ではありませんが、そもそも巡回業務として周りに気を配りながら行かずに素通りしてきたという事は問題ですね。
昨日のあの部屋の変化は、普通に歩いていけばいつもと違っている事には気づけるような変化であったのに、気づかなかったという答えは彼に対してやや失望感がありました。
他の隊員ならまず、気づいていたと思います。
それ程彼がいつもの巡回に気を使っていないかが分かりました。
昨日の変化で何か業務に支障が出るわけでは無いですが、日頃から警備員として巡回した時に何か別の場所で異常があった時に果たして気づけるのかと・・。
例えば通路の窓のガラスが少し割れて錠が開いていて気づけるでしょうか・・
不審者に侵入された形跡があるのに気づけず、どうせ何もないだろうとボーっと巡回してくるようでは万が一の時役に立てません。
警備員はその万が一の時に活躍するのを期待されているのという事を忘れてはいけません。
毎日同じことの繰り返しですが、それはいざという時の為にあるので毎日何も無くても変化を探して異常がない事を確認しなければいけないですよね。
そういった心構えを一隊員にまで浸透させるのはなかなか難しい事だと感じました。