警備員によって施錠確認する扉がバラバラ

先日、夜間の巡回時の扉の施錠確認の事で聞き取りをしました。隊員全員が夜間の巡回時に同じ扉の確認をしているのか怪しく思った為です。案の定、施錠確認の扉は隊員さんによって皆バラバラであったのです。

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施錠確認がバラバラで問題ないのか

夜間の巡回時に各部屋の扉の施錠確認をしますが、ある日業務の事で雑談をしていた時に、隊員によっては施錠確認をしていない部屋がある事に気がつきました。

もしかして部屋の施錠確認が警備員によってバラバラかもしれない・・

 

という事が気になり、全員に夜間の巡回時に施錠確認の部屋の聞き取りをしたのです。

結果は案の定、皆バラバラでした。

ある隊員さんは見るが、他の隊員さんだと確認しない・・と言う部屋がいくつもあったのです。

 

ここまでバラバラだと今後新人さんが配属されて研修時に、指導される人によって業務内容が変わってしまうという心配があります。

そしてなりよりも、施錠確認しなければいけない部屋をスルーしてしまった事で、重大な問題が発生するかもしれないという事です。

 

しかし、なぜ巡回時の部屋の施錠確認がこうまでバラバラになってしまったのでしょうか。

業務が統一されていない理由

ここの物件は、まだスタートして半年も経っていません。

しかも、該当物件の新人研修がほぼない状態でみな業務に入っているのです。

 

私が知る限りでは、ここの物件の研修をまともに受けたのは私を含め3名だけです。

この3名はオーナーから直接研修を受けており、巡回路も指導して頂きました。その為、どこの部屋の施錠確認をする・・という事まで直接聞いているのです。

 

しかし、それ以外の隊員さんたちはここの物件のマニュアルを見ただけで仕事に入っており、ぶっつけ本番で業務スタートしています。

もちろん本来なら、私を含めた3名が一緒に勤務に入って指導すれば、こんな問題にはならなかったのですが、そんな余裕のあるスタートが切れず、また業務中に教える・・と言う時間的余裕のない時程表の為、マニュアルでなんとなく覚えた巡回になってしまっているのです。

 

まあ、唯一の救いはここの物件がそこまで忙しい現場でなく、比較的業務内容の難易度が低い事です。

マニュアルを見れば覚えられる程度の業務なので、巡回もそこまできつくはありません。

 

部外者の入って来ない建物なので、最悪未施錠であっても大丈夫、な所がこんな警備会社のやり方でも助かっている、という訳です。

ここだけは、という場所の施錠確認

多少の施錠確認場所が警備員で違っても大丈夫なのは本当に助かっています。

本来なら未施錠であった事でお叱りを受けてもおかしくないのが警備業界です。

 

そういう意味ではこの警備会社の「現場研修をしていないのに放り込んでしまう」といういい加減なやり方は普通はブラック企業認定されてしまうのでやめて欲しいです。

結局現場の人間が一番損をする事になるんですよね。

 

「〇〇の業務が出来なかったですが、おたくのトコの警備員さん大丈夫ですか」

 

と聞かれるのは隊長としては心苦しいです。

 

今現在、巡回時に施錠確認をする扉が皆バラバラです。

見なくても良い部屋まで見ている方や、見て欲しい部屋を確認していない隊員さんなど様々です。

今後も完全に統一する事が出来ればよいですが、現状最低限の場所だけは見て欲しいのでそれだけは統一するつもりです。

どの警備員でも常識な出入り口の扉や、事務所の扉など当たり前な所はまず第一に、拡大していきたいと思います。

 

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